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神がかり的バックナイン 西村優菜、「早かった」初Vを支えた攻めの気持ち

神がかり的バックナイン 西村優菜、「早かった」初Vを支えた攻めの気持ち

所属 ALBA Net編集部
高桑 均 / Hitoshi Takakuwa

配信日時:2020年11月1日 17時05分

樋口久子(左)とトロフィーを掲げる西村優菜
樋口久子(左)とトロフィーを掲げる西村優菜 (撮影:村上航)
<樋口久子 三菱電機レディス 最終日◇1日◇武蔵丘ゴルフコース(埼玉県)◇6585ヤード・パー72>

首位に立っていた勝みなみとの6打差を逆転してのツアー初優勝。昨年11月のプロテストに合格しルーキーイヤーに臨んでいる西村優菜が、後半の5バーディを含む8バーディ・1ボギーの「65」をマークし、トータル11アンダーで大逆転劇を演じた。

西村優菜 初めての“口づけ”【大会フォト】

2000年度生まれのプラチナ世代の一角で、すでに優勝を果たしている古江彩佳を筆頭に、安田祐香、吉田優利ら強豪がひしめくなか、世代2番目のチャンピオンに輝いた。

悔しい経験が生きた。9月の「日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯」では3日目を終えて単独首位に立ったが、最終日に崩れて7位タイ。「女子プロ選手権のときは守りに入ってしまった。スコアを意識しすぎた部分があった」。バーディを1コも奪えずに4ボギー。そのときの悔しい気持ちが、今回の初優勝につながった。

「攻める気持ちを忘れない」と臨んだ最終日は、首位を走る勝みなみが序盤からスコアを落とした。首位と2打差に迫って迎えたバーディが獲りやすい9番パー5。先にチャンスにつけた西村だったが、その目前で勝がチップインイーグルを奪った。パーに終わった西村とは4打の差が開いたが、それでも西村に焦りはなかった。

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