日本復帰のシブコ 早速この笑顔【LIVEフォト】
日本を飛び立ってから2カ月が経とうとしていた10月上旬。渋野は、伝統あるアロニミンクGCで長い海外遠征の最後を迎えた。スコットランドから始まった武者修行は、今季の海外女子メジャー第3戦の「KPMG全米女子プロゴルフ選手権」の58位タイで幕を閉じたが、渋野はこの6戦で何を得たのか?
最終戦を前に、渋野はこの大会を“集大成”と位置づけた。「全米女子プロというくらいなので、コースもかなりメジャーセッティングで、日本ともまったく違う」。練習ラウンドからその難しさを警戒。「アメリカに来ていちばん難しい。比べものにならないほど難しい」と、特に大きくアンジュレーションが豊かなグリーンを攻略のポイントに挙げた。
「アメリカツアーの悔しい思いは日本で戦っていてもなかなか消えるものではないので、アメリカでの悔しさはアメリカで返さないといけないと思う。いつかこの大舞台で、レベルの高い選手たちとトップ争いできるような選手になれるように頑張って行くしかないなと思いました」
思うような結果が出ない遠征も、尻上がりに調子を上げていった。そこにきての難コース。「集大成と言っていますが、見つける物のほうが多いと思います。これまでのゴルフ人生で習ってきたすべてのことをこの4日間でぜんぶ出し切れたらと思います」。持てる技術、知識、すべてを総動員しても苦労することは予想していた。