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アマが真似したい申ジエの“振らない”飛距離UP ロフト7.5度はさらなる飛躍の証【辻にぃ見聞】

アマが真似したい申ジエの“振らない”飛距離UP ロフト7.5度はさらなる飛躍の証【辻にぃ見聞】

配信日時:2020年10月19日 18時00分

199ヤードと相当距離の長いパー3で、さらにピンは左に切られ、左、手前と奥にはバンカーが、右手前に乗せれば30メートル級のロングパットが残る。さらに最終日のピン位置は左から4ヤード、奥から4ヤードというギリギリの位置。風は右から。そこでジエはピン左3メートルという位置につけてバーディを奪った。

「フェードでうまく右風にぶつけたショットもお見事ですが、なぜそこまで狙っていけるかといえば厳しい位置に外しても寄せられるアプローチがあるからにほかなりません。16番ホールでも奥から逆目の難しいアプローチを上からうまくトンっとクラブを入れて寄せてバーディ。この技術があるからこそ攻めていけるのです」

一方で今年から変えているものがある。それがドライバー(テーラーメイド『SIM MAX』)だ。しかもロフトはまさかの7.5度とかなり立ち気味。このクラブにはどういう狙いがあるのか。辻村氏はこう見ている。

「ジエさんは去年よりもティを高くして、下から軽くアッパー気味に振り抜いています。そしてドライバーをロースピンのモデルにしてロフトを立てた。その結果、スピン量が減り、去年よりも振っていないのに飛距離が伸びています。今年2回行ったという手首とヒジの手術を経て、“無理のないスイング”で飛ばす道を選んだのではないでしょうか。これはアマチュアの方も真似していい部分です。シャフトを軽いものにしてヘッドスピードを上げると、なおいいでしょう」

その飛距離が伸びたティショットで、手術を経て迎えた総距離の長いコースでも対応できたというわけだ。元々兼ね備えていた技術と最新のトレンドに頼る部分。その2つがマッチした結果の日本ツアー25勝目だった。「“振らなくても飛ばせる”を身に付けたということは、まだまだ先まで長く第一線で戦えるということでもあります」と、辻村氏は今後の長きにわたる活躍に期待を寄せた。

解説・辻村明志(つじむら・はるゆき)/1975年9月27日生まれ、福岡県出身。ツアープレーヤーとしてチャレンジツアー最高位2位などの成績を残し、2001年のアジアツアーQTでは3位に入り、翌年のアジアツアーにフル参戦した。転身後はツアー帯同コーチとして上田桃子、山村彩恵、松森彩夏、永井花奈、小祝さくら、吉田優利などを指導。様々な女子プロのスイングの特徴を分析し、コーチングに活かしている。プロゴルファーの辻村明須香は実妹。ツアー会場の愛称は“おにぃ”。

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