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原英莉花が見せた左手の改善 グローブ装着であえて“鈍感”に【辻にぃ見聞】

原英莉花が見せた左手の改善 グローブ装着であえて“鈍感”に【辻にぃ見聞】

配信日時:2020年10月6日 17時00分

■今季から着けたパッティング時のグローブで敢えて“鈍感”に
とはいえ、ゴルフはパターイズマネー。グリーン上でしっかりとした成績を残さなければ勝つことはできない。だが、原はここにもスキはなかった。4日間の平均パット数は27.25。これは3位タイの数字だ。

パッティングはずっと原の課題だった。昨年のスタッツを見ると、ショットの上手さを示すボールストライキングが3位なのに対し、平均パット数(パーオンホール)は42位(1.8308)、平均パット数(1ラウンド当たり)に至っては86位(30.6881)とシード順位を下回る数字だった。そこに大幅な改善が見られたのだ。

原は今季からパッティング時も左手にグローブを装着している。これが辻村氏は「本人に確認したわけではないので、別の意図があるかもしれません」と前置きしたうえで、改善に一役買ったのではと見ている。

「グローブを着けることで、あえて手元を“鈍感”にしたのだと思います。左手の感覚が繊細になりすぎていると、変に動いてしまうことがあるんです。ショートパットに不安があるときは、左手首をはじめ手元に意識が行きすぎてしまい、引っかけも押し出しも両方出ているように見えました。ですが、グローブを付けて固定することで、細かい動きが減り左手がしっくりきていました。ヘッドと左手の一体感が出てるように見え、ラインに正確に運べていました。左手の甲はパッティングの命。それが折れたり、グラつけば、それはヘッドがグラつくのと一緒です。今回の原さんは構えて左手を固定したら打ち終わっても左手を動かさず、極端な話、ボールを取りにいくときですらズラさずにいた。それだけ固定する感覚を崩したくないんだろうなと思いました」

体全体を使った機械的なパッティングにすることで不安を克服した原。他にも「同門の笹生優花さん、西郷真央さんの活躍もいい意味で刺激になっていると思います。やはり一番弟子は私、という気持ちがあるのでしょう。今大会ではスキのない勝負師の目となり、スキがなかった。集中力がすごかった。そういったパワーも感じました」といった面も。「飛んで曲がらずパターも入る。元々潜在能力は非常に高い選手。これで自信をつけて、今後さらに活躍できると思いますよ」と太鼓判を押した。

解説・辻村明志(つじむら・はるゆき)/1975年9月27日生まれ、福岡県出身。ツアープレーヤーとしてチャレンジツアー最高位2位などの成績を残し、2001年のアジアツアーQTでは3位に入り、翌年のアジアツアーにフル参戦した。転身後はツアー帯同コーチとして上田桃子、山村彩恵、松森彩夏、永井花奈、小祝さくら、吉田優利などを指導。様々な女子プロのスイングの特徴を分析し、コーチングに活かしている。プロゴルファーの辻村明須香は実妹。ツアー会場の愛称は“おにぃ”。

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