昨年は大ギャラリーのなか渋野日向子が偉業達成!【フォトギャラリー】
今年5月の「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」が新型コロナウイルスの影響で中止となり、岡山県のJFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部が舞台となるこの日本女子プロが、今年の国内メジャー初戦となる。選手権を岡山県で開催するのは女子ツアー史上初。だが、すでに今月5日に無観客での開催が発表されている。
この決定について小林会長は、「政府が大規模イベントの参加人数を5000人までに制限していることも承知している。今は安全確保が第一。移動時のギャラリーバスなど、たとえ10人しかいなくても密になりやすい環境。3密を避けるのは難しいと判断しました」と説明。今後、観客を入れられる見通しについても「選手のモチベーションを上げるためにも入れたいが、(感染者数が)再び拡大傾向にあるため状況次第になる。主催者を含めて、総合判断していきたい」と話すにとどめた。
また『アジアNo.1のメジャー大会を目指す』という目標が掲げられる大会では、例年アジアの強豪選手を招待しているが、今回は感染症防止対策の観点から、それも無くなった。昨年はフォン・シャンシャン(中国)、インビー・パーク(韓国)がこの枠で出場。さらに前年優勝の畑岡奈紗は海外メジャー「ANAインスピレーション」出場のため欠場することも決まり、今年は国内ツアーメンバーによる戦いとなる。
「世界ランキングで加算されるポイントもアップしたし、東京五輪に向けても重要になってくると思う。昨年は渋野(日向子)選手の全英優勝もありゴルフというものに多くの人々の関心が集まった。より女子ゴルフの魅力を伝えていきたい」と意気込みを示した小林会長。会場の様子は地上波のほか、インターネット配信も行いファンに届けていく。