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柏原明日架の最新クラブセッティング 操作性を求めて13本のシャフトを『Tour AD』に全取っ替え

柏原明日架の最新クラブセッティング 操作性を求めて13本のシャフトを『Tour AD』に全取っ替え

配信日時:2020年6月18日 07時30分

ユーティリティが1本もなく、フェアウェイウッドは4番、7番、9番、11番と4本入っている
ユーティリティが1本もなく、フェアウェイウッドは4番、7番、9番、11番と4本入っている (撮影:GettyImages)
昨年9月のツアー初優勝から翌10月に早くも2勝目を挙げ、賞金ランキングも自己最高の11位(2018年は44位)と躍進した柏原明日架。今年さらなる活躍が期待される24歳の最新クラブセッティングを見てみよう。

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柏原のセッティングの特徴はフェアウェイウッドの多さにある。ローグの4W、7W、9W、11Wと4本も入っている。多くの選手が9番、11番の代わりにユーティリティを入れているが、なぜ柏原はユーティリティを入れないのか。キャロウェイゴルフのツアー担当、中島淳氏は「止めるためですよ」という。さらに詳しく聞いてみた。

「実は元々ユーティリティも使っていました。アイアンに比べれば止まりますが、柏原プロのイメージ通りに止まっているかというと違っていたんです。特にここ数年、日本女子オープンなどメジャーの大きな大会ではグリーンが硬く、止まりにくくなってきています。彼女のイメージ通りに止めるためには、より高くボールが上がるフェアウェイウッドのほうが良かったという訳です」

最近では松山英樹やローリー・マキロイ(北アイルランド)が使い始めるなど、米国男子ツアーでもユーティリティのシェアは年々拡大している。だが、柏原はボールがより高く上がって止まるフェアウェイウッドのメリットを選択。ここに彼女の巧みな戦略を感じる。

ドライバーはキャロウェイ契約選手の多くが使う『マーベリック』や『エピックフラッシュ』ではなく、『ローグスター』を使っている。「もちろんオフにマーベリックもテストしました。飛距離も出ていましたし、データ的にも良かった。でも、自分のイメージしている構えやすさや打感を重視して、最終的にはローグスターに落ち着きました。ヘッドに目新しさはありませんが、シャフトがすべて変わったんですよ」と中島氏は嬉しそうに話す。

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