「バーディを獲ってもさみしい」松田鈴英、準備万端も無観客に不安【女子ツアー開幕目前コメント】

国内女子ツアー開幕戦「アース・モンダミンカップ」が来週25日に始まるのを前に、松田鈴英が大会への意気込みを語った。

松田鈴英のガッツポーズが待ち遠しい！【写真】

長いオフの期間で何をしてきたかについては「練習です」と即答。新型コロナウイルスによる自粛期間も普段と変わりなく過ごしてきたように聞こえるが、開幕戦が決まらない中でモチベーションの上がらない日々を過ごしたこともあった。

「開幕に合わせて調整してきたので3月の開幕戦がなくなりどうしようと思いました」。練習場に行けず、家にいる時間も増え、これまでと違う過ごし方にも戸惑ったという。そこから、コーチへ練習方法を相談したり、オンラインでのトレーニングなど家でできることを見つけ、下がったモチベーションを上げてきた。そんななか、愛犬とふれあう時間が増えたのも役立った様子だ。

開幕戦が決まっての感想は「楽しみのひとこと。久しぶりの試合なので出場できるだけでいい」。のんびりしたコメントにも聞こえるが、少し前までコーチらと合宿を行い、みっちり練習を積んだことへの自信が出ているのかもしれない。徐々に準備は整いつつあるようだがその一方で、「お客さんがいないのでバーディを獲ってもさみしいだろうし、ハイタッチもできない。静かな大会になりそう」と、大会が無観客となることについては本音もこぼれる。

2017年のプロ入り後、何度も優勝争いに加わるものの、自己最高成績は18年の「大王製紙エリエールレディスオープン」2位。自身も今季は初優勝を意識しており、そこを目標に掲げる。「重点的にアプローチ、パターを練習してきたので、そこがうまくかみ合ってくれれば優勝も見えてくると思う」と、苦手分野の練習を積んできたことを口にした。