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柏原明日架の小さなモノへの大きなこだわり あと…朝の練習場では練習するな!?【プロキャディからの助け舟】

柏原明日架の小さなモノへの大きなこだわり あと…朝の練習場では練習するな!?【プロキャディからの助け舟】

所属 ALBA Net編集部
間宮 輝憲 / Terunori Mamiya

配信日時:2020年5月27日 15時28分

昨季2勝の柏原明日架を支えた佐々木キャディからの助け舟は?
昨季2勝の柏原明日架を支えた佐々木キャディからの助け舟は? (撮影:鈴木祥)
トーナメント会場にいる関係者のなかで、一番近くでプロゴルファーのプレーを見ているのがプロキャディ。そして唯一ラウンド中にプロにアドバイスを送れる存在でもある。そんなプロキャディだからこそ、我々アマチュアゴルファーのスコアアップにつながる“アドバイス”を知っているのではないか。今回は、昨年、柏原明日架の初優勝を含む2勝をともに支えた佐々木裕史氏。

ニーハイ姿で柏原明日架がニッコリ

■小物に対するプロのこだわり
プロキャディ歴20年のベテランに“プロゴルファーのこだわり”について聞いてみると、柏原のこんな話を教えてくれた。「ラウンドで使用するグローブやキャップに、ものすごくこだわる選手。グローブは練習の前に何個も手にはめてみて、しっくりくるものしか使わない。それも試合で使用するのは1回のみです」。プロは本革製のグローブを使用している人がほとんどだが、これは合成皮革のものに比べ、同じブランドでも個体差が生じてくるケースが多い。柏原はそのフィット感を試し、おメガネにかなわなかったものや、1回使用したものは練習用に回すという。

キャップもかぶり心地を非常に大事にするということだが、このいずれもラウンド中に余計なストレスを感じず、プレーに全神経を注ぐための準備といえる。「グローブについては、アマチュアの人は頻繁に替えるモノではないと思いますが、プロがこの部分にも気をつかっている姿はよく見かけます。柏原プロとは逆に、手になじませるため何回も使用する人もいる。選手それぞれのこだわりが出る部分だと思いますね」。

一般的に本革の製品は手にピッタリとフィットするものを選び、合成皮革のものは少し余裕をもたせたモノを選んだ方がいい、とも言われている。みなさんも、一度しっかりとフィッティングをしたうえで、本当に自分に合ったグローブを探してみてはいかが?

■ティショット、どこから打つといい?
また、プレー面でのプロのこだわりも聞いた。するとすぐに出てきたのが、「プロはティショットの時に、なるべく地面が平らな場所を探し、そこから打つ人が多い」という話だった。よく『ドローヒッターは左に、フェーダーは右に立つのがセオリー』など、持ち球やコースロケーション、その日の調子などによって、ティでの立ち位置を使い分ける方法はよく耳にする。しかしプロは、シンプルに“平らな場所”に立つケースが多いという。

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