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スイングの見本は米5勝のミンジー・リー 左のお腹から切り返せ【三ヶ島かな改造計画】

スイングの見本は米5勝のミンジー・リー 左のお腹から切り返せ【三ヶ島かな改造計画】

配信日時:2020年4月20日 11時30分

一番意識しているという切り返し 理想形はミンジー・リーだ
一番意識しているという切り返し 理想形はミンジー・リーだ (撮影:岩本芳弘)
今季から渋野日向子らを指導するプロコーチの青木翔氏に師事した三ヶ島かな。青木氏は三ヶ島の過去のスイングを「せっかく体は強いのに10%くらいしか使えていない」と評した。そこで、残り90%を使えるスイングにするべく、このオフから取り組んでいる。

これが左のお腹から動き出すミンジー・リーの切り返し!【連続写真】

タッグを本格的に結成して約4カ月。タイでの合宿を経て、スイングは見違えるようになった。特に変わったのは球筋だ。「自分ではドローだと思っていたんですけど、フェーダーだったみたいです」と思い切ってスイッチしたという。その手ごたえは上々のようで「毎年オフは焦るものなのに、今年は楽しみが多くて、逆に不安になります(笑)」と言い切っている。

だが、どうして青木氏は三ヶ島の球筋を変えたのか。「去年の10月の試合で見ていた時にいいショットのときは気持ちフェードがかかった球でした。なのに、後で球筋を聞いてみたら“ドローです”って言われて。“えっ!?”って思いましたよ(笑)」。青木氏には三ヶ島が自分をドローヒッターだと思い込んでいたため、手先で無理やりドローをかけにいっているように見えていたという。「ボールを左に置いて、かち上げるような感じでしたね」。

そんな青木氏が、三ヶ島にフェーダーのお手本として挙げたのがミンジー・リー。そもそもミンジー・リーとはどのような選手なのか。

オーストラリアのパース出身のミンジーは14年にプロ転向すると、ルーキーイヤーの15年に「キングスミル選手権」で早速ツアー初優勝を果たすなど、これまで米ツアー5勝。現在世界ランキングは8位につけている。ちなみに1996年生まれで三ヶ島と同じ年である。なかでも優れているのがショット力だ。パーオン率が18年は3位、19年は6位と米ツアーでもトップクラス。同じく米ツアーで戦う畑岡奈紗が「試合でも練習場でもいつ見てもスイングのテンポが一緒」と抜群の安定感を誇る。

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