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あの“壁ドンパット”よりも強烈? 渋野日向子の頭から離れない「一番悔しい」バーディパット【女子プロが選ぶ“今年の一打”】

あの“壁ドンパット”よりも強烈? 渋野日向子の頭から離れない「一番悔しい」バーディパット【女子プロが選ぶ“今年の一打”】

配信日時:2019年12月28日 12時00分

渋野日向子が選んだのは、悔しさの残る軽井沢での一打だった
渋野日向子が選んだのは、悔しさの残る軽井沢での一打だった (撮影:村上航)
多くのドラマが生まれた2019年シーズンに活躍した選手たちに、一番“印象”に残っている1打を挙げてもらった。良かったものを挙げる選手、悪かったものを挙げる選手、性格やその年の活躍が如実に出るこの企画。今回は、今年の女子ゴルフ界…もとい日本ゴルフ界を象徴する21歳の“海外メジャーチャンプ”渋野日向子。

年の瀬にもう1度…これが渋野日向子、全英制覇の瞬間!【動画】

『今年のゴルフ界で1番のニュースは?』 そう聞かれたらほとんどの人が挙げるであろうできごとが、『渋野日向子の全英AIG女子オープン制覇』だろう。昨年プロテストに受かったばかりのルーキーは、QTからツアーに本格参戦し、まずは国内メジャーで初優勝を達成。さらに海外メジャータイトルまで獲り、ゴルフの枠を超え一躍国民的ヒロインにまでのぼりつめた。

その渋野が今年の一打としてどれを挙げるのか、期待しながら聞いていると、出てきたのは、あの“人生を変えた”全英でのウィニングパット……ではなく、本人がずっと悔やみ続けたという一打だった。

それは全英を制覇し帰国後2試合目となった「NEC軽井沢72ゴルフ」にあった。トップと1打差の2位タイで2日目を終え、“凱旋勝利”目前という状況で最終日を迎えた渋野は、パー4の18番グリーンに立った時、すでにプレーを終えていた穴井詩、イ・ミニョン(韓国)に並ぶトップだった。

ここでのセカンドショットはピンから5mの位置に着弾。続くバーディパットは、当然ながら“決めれば優勝、外せばプレーオフ”という大事な一打になった。しかしこの局面で異変が。アドレスに入った時に、「手が震える」という現象が起きた。

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