これが穴井詩の豪快ドライバースイング!【動画】
8月の「NEC軽井沢72ゴルフ」で、渋野日向子らとの争いを制して久々の優勝を手にした穴井。この他の試合でも、安定感抜群のプレーを続け、8697万8534円の賞金を稼ぎだした。これはツアー生活のなかで最高額。賞金ランク7位にくい込むなど、大きな一年になった。
ツアーを代表する飛ばし屋というのは、広く知れ渡ったところ。今季もドライビングディスタンス「260.67ヤード」で1位に輝くなどと、そのドライバーでギャラリーを沸かせた。そんな飛ばし女王だけに今年印象に残った一打も豪快なショットを挙げるのかと思って話を聞くと、口から出てきたのは「パット」という言葉だった。
場面は6月の「宮里藍 サントリーレディス」。荒天のため第3ラウンドが順延となり、最終日にその残りと最終ラウンドが行われた大会だ。そして穴井が思い出すのは、最終ラウンドの17番だった。トップと2打差の3位タイでラスト18ホールを迎えた穴井は、一時首位の座に立つなど優勝へ向け好ラウンドを続けた。しかし後半に入ると、パタリとバーディが来ない展開となり伸ばしあぐねた。
そんななか521ヤードの17番パー5を迎えると、ここで自慢の飛距離を生かし、セカンドショットをカラーまで運んだ。カップまでの距離は20m。きっちり寄せて最低でもバーディを奪えば、まだ何があるかは分からない状況だ。しかし、そのファーストパットは「ラインも悪かったけど、しっかりと打ち切れませんでした。緩んでしまって、3分の1も残ってしまった」と6m以上を残した。
