さらに、こんな笑い話も。「基本的にラインを1人で読んでいたのですが、全然決まらないので最後だけ芹に読んでもらった。そしたら入って。“明日からよろしく”って伝えました(笑)」と、いつも傍らにいるプロキャディとはまた違った側面でしっかりと支えられていた。
もちろん、中学生以来の同組となった畑岡奈紗の存在も忘れてはならない。「最後のほうに“一緒に回れて、すごく楽しかったね”って言い合いました」とこちらも気持ちを切らさないために大きく作用したのは確かだ。
明日は、「18番でボードを見たときに(渋野が)2オーバーだったので、私も絶対(バーディを奪って)2オーバーにしようと思った。一緒に回るために頑張った」と話す大里桃子と同組に。首位とは8打差。カットラインが気になる位置からのスタートとなるが、親友とともに初日の鬱憤(うっぷん)を晴らすようなプレーを期待したい。(文・秋田義和)