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畑岡奈紗と元世界1位2人の共通点 フィニッシュを見れば安定感が分かる【辻にぃ見聞】

畑岡奈紗と元世界1位2人の共通点 フィニッシュを見れば安定感が分かる【辻にぃ見聞】

所属 ALBA Net編集部
秋田 義和 / Yoshikazu Akita

配信日時:2019年9月17日 07時47分

重心が低いままキープされている
重心が低いままキープされている (撮影:鈴木祥)
最終日には1万3000人を超えるギャラリーが集まった国内女子メジャー第2戦「日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯」は畑岡奈紗の優勝で幕を閉じた。上田桃子らを指導するプロコーチの辻村明志氏が感じた畑岡の強さは修正能力にあった。

優勝直後のANAインスピレーションで撮影した畑岡奈紗のドライバーショット【連続写真】

■1カ月前とは見違えるスイングに 一番の修正ポイントはトップポジション
総距離6425ヤードと、女子プロナンバーワンを決める公式戦としては異例の短さ。一方で「長いところでは300mmくらいある」という長さのラフというセッティングで行われた今大会。上位には三ヶ島かな、青木瀬令奈といったフェアウェイキープ率の高い選手が目立った。一方で飛ばし屋たちは苦戦する傾向にあったともいえる。

そんななか、4日間のドライビングディスタンスが1位の畑岡が優勝。改めて畑岡の総合力の高さには驚くばかりだ。ちなみに大会9位に入ったインビー・パーク(韓国)は決勝進出者では4日間のドライビングディスタンスは一番下でだった。

辻村氏が畑岡を見て驚いたのはスイング。8月上旬に行われた海外女子メジャー最終戦「全英AIG女子オープン」で見たものとは、まったく変わっていたからだ。変わったのは2か所。トップの位置とインパクトからフィニッシュにかけての下半身。

「全英のときは正直良くなかったように感じました。その後、一度見直すために、試合に出場せず日本に戻って2週間フォームチェックしたことがすごく生きていると思います」。畑岡がスイングチェックでまず見るのがトップの位置だと続ける。「悪くなると手が上がらなくなって低い位置になる。そうなるとダウンスイングの入り方がバラバラになる、タイミングが合わなくなります」。これが1カ月後に見違えていた。「トップがピタッといい位置で決まっていました。クラブ、体が一体となって止まる。どちらかが止まっているのにどちらかが動いているということがない。さすがの修正力だなと思いました」。

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