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アイアンの飛距離性能向上ゆえの問題 三ヶ島かなに見るPWとAWの距離の差を埋める方法【女子プロから学ぶセッティングのスパイス】

アイアンの飛距離性能向上ゆえの問題 三ヶ島かなに見るPWとAWの距離の差を埋める方法【女子プロから学ぶセッティングのスパイス】

所属 ALBA Net編集部
秋田 義和 / Yoshikazu Akita

配信日時:2019年7月31日 07時01分

ショットメーカー・三ヶ島かなが施している“スパイス”とは? 
ショットメーカー・三ヶ島かなが施している“スパイス”とは?  (撮影:佐々木啓)
アマチュアゴルファーは女子プロのスイングを参考にした方が良いと言われている。なぜなら女子プロの平均的なヘッドスピードは、一般的な男子アマの平均値と同じ40m/s程度だからだ。

“Y字”に注目! 三ヶ島かなのスイングはどこがすごい?【連続写真】

だが、本当に参考できるのはスイングだけだろうか。女子プロたちも我々アマチュアと同じように「球が上がらない」、「スピンがかかりすぎてしまう」といった多種多様の悩みを抱えていて、それを矯正しているのは、スイングだけでなく14本のクラブたちなのである。

そこで、女子プロたちがクラブセッティングにしている、ちょっとした工夫=スパイスをピックアップ。クラブ選びの参考にしてきたい。今回は三ヶ島かなの47度のウェッジ。

最近はウェッジを厚く入れる女子プロが増えている。河本結も3本入れているし、イ・ボミ(韓国)もPWの次に48度のウェッジを入れている。ただ、「ニッポンハムレディス」で3本目のウェッジを入れた三ヶ島かなが2人と違うのは、47度を入れるために抜くのが5番アイアンやUTではなく3番ウッドという点。「サマンサタバサ レディース」ではどうしても3番ウッドが必要となったため、47度のウェッジを泣く泣く抜いた。

「私は飛距離が出る方ではないので、パー5の2打目は大体レイアップすることになるのですが、それが思ったより飛んだり飛ばなかったりとミスしてしまったときに残る距離が50度のウェッジでギリギリ届くか、PWで抑えて打たなければいけないかの距離が多かったんです。それがちょうど110ヤードを切るくらい。じゃあその距離を打つ番手を作っちゃおうかとなりました。PWが45度と立っていますし、ブリヂストンのクラブ自体が飛ぶのかなと」(三ヶ島)

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