「8番は280ヤードのパー4とワンオン可能なセッティングにしたので、どれだけの選手がそれを狙ってくるのか。今の女子プロの平均飛距離を見ていると、10人くらいは成功してくると予想しています」とパワーヒッター向けにイーグルホールが設定されている部分をみても、飛ばしが大きなアドバンテージとなりそうだ。
■風に強い飛ばし屋と言えば…この人たちしかいない!(記者A)
改めていうまでもないが、先週データが導き出した答えは「黄金世代の伸ばし合い」、そして勝みなみの優勝。勝、2位の河本結をはじめ黄金世代がトップ10に4人、松田鈴英も同世代と考えれば100点といっていいだろう。余談だが、先の日本ダービーでも一枠に入ったディープインパクト産駒というデータを駆使して、見事12番人気の単勝を的中させた私(直後のレースで大きく外したのはまた別の話)。今週もビシッと当てて見せましょう。
風への対応とツアー上位の飛距離で考えると、大会2勝のテレサ・ルー(台湾)が優勝候補筆頭だ。17年の最終戦「LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」以来優勝から遠ざかってはいるが、本大会との相性に加えて、強い風が吹くことで知られる「ダイキンオーキッドレディス」でも通算2勝。ドライビングディスタンスは6位と飛距離も申し分ない。
さらには世界で最も風と戦う、「全英女子オープン」でもかつて首位で最終日を迎えるなど実績を残しているだけに、条件は大いに当てはまる。その全英で昨年4位に入ったドライビングディスタンス5位の比嘉真美子、2勝を挙げている申ジエ(韓国)が不在(ともに全米女子オープンに出場)とくれば、大会3勝目は目の前だ。
