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躍進の地で取り戻したアッパーブロー 青木瀬令奈の問題はアドレスにあった

躍進の地で取り戻したアッパーブロー 青木瀬令奈の問題はアドレスにあった

所属 ALBA Net編集部
秋田 義和 / Yoshikazu Akita

配信日時:2019年5月9日 18時20分

思い出の地で躍動 青木瀬令奈が2アンダーの好発進
思い出の地で躍動 青木瀬令奈が2アンダーの好発進 (撮影:鈴木祥)
ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ 初日◇9日◇茨城ゴルフ倶楽部 東コース(茨城県)◇6560ヤード・パー72>

16年以来となる茨城ゴルフ倶楽部 東コースで行われている今年の「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」。同コースで行われた15年大会で4位タイに入った青木瀬令奈が2アンダー・8位タイと上々の立ち上がりを見せた。

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ここにくると色々と思い出す。最初に浮かぶのはやはり悔しさだ。15年大会で上位争いを演じていた最終日。最終18番パー5の2打目で“直ドラ”を敢行し、左の池に落として痛恨のボギーを喫した。「あれで300万は損した」と悔しがった一打は、4年が経った今でも「それしか覚えていないくらい(笑)」と込み上げてくる。

もちろん思い出すのは、悪いことばかりではない。「朝の練習で大西翔太コーチに言われて気づいたのですが、アタックアングル(クラブがボールに当たる角度)が5度から2度くらいに下がって、クラブが思っているよりも地面と並行に入ってきていました。もう少し下から打つようにすると曲がらなくなりましたし、飛距離も伸びました」。好成績を出した地で、良かったときのアッパーブローもよみがえってきた。

大西コーチが補足する。「ドライバーを打つときは、アドレス時に状態をやや右に側屈して下からクラブを入れるかたちが青木プロにとって理想なのですが、ここ数試合は体が地面と垂直気味になっていました。結果、クラブがこれまでよりも上から降りてきていてしまったんです」とアドレスから修正したという。

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