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“平成で一番忘れられない大会”で“平成を締めくくる”大山志保 3度目の川奈女王を狙う

“平成で一番忘れられない大会”で“平成を締めくくる”大山志保 3度目の川奈女王を狙う

所属 ALBA Net編集部
間宮 輝憲 / Terunori Mamiya

配信日時:2019年4月25日 19時25分

ベテラン・大山志保 “平成最後”の女王となるか
ベテラン・大山志保 “平成最後”の女王となるか (撮影:佐々木啓)
フジサンケイレディスクラシック 事前情報◇25日◇川奈ホテルゴルフコース富士コース(静岡県)◇6376ヤード・パー71>

この日行われたプロアマのラウンドを終えてクラブハウスに戻ってきた大山志保は、2006、16年と2度制したコースについて聞かれると、開口一番「やっぱり大好き」と言って笑顔を見せた。

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「日本で一番景色がいいコースだと思う。ラウンド中も癒されます。高麗グリーン、アップダウン、風もすべて好き」。ツアー通算18勝の実力者にとって、他の選手を苦しめる部分が、むしろ強みになっている。特に多くのプレーヤーが頭を悩ませる高麗グリーンについては、「私はもともとしっかりと打つタイプだし、いいストロークをすれば、いい転がりをしてくれる。自分のパットのバロメーターになるグリーンですね」と好相性を口にする。

5月1日から新元号・令和が施行される。つまり今年の川奈での3日間は、 女子ツアーにとって平成最後の戦いとなる。そこで平成12年(2000年)にプロ入りし、以降数々の勝利を刻んできた大山に、『平成で一番印象に残った試合』について聞いてみると、即座に返ってきたのが「この大会」という答えだった。

その時、大山の頭に浮かんでいた場面は、大会初制覇を果たした06年の18番グリーンだ。単独トップで最終日をスタートした大山だったが、最終ホールを迎える時には先にホールアウトした飯島茜に1打リードを許していた。大山は何とかパーオンに成功したものの、カップまでは22mという状況。しかし、これをねじ込みバーディとし飯島に追いついた。その後突入したプレーオフを制し優勝。ドラマのワンシーンのような“奇跡的なパット”は、その後も頭から離れることはなかった。

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