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三者三様の飛ばし方 飛距離トップ3の飛ばしの技を徹底比較【女子プロの匠】

三者三様の飛ばし方 飛距離トップ3の飛ばしの技を徹底比較【女子プロの匠】

所属 ALBA Net編集部
秋田 義和 / Yoshikazu Akita

配信日時:2019年1月7日 17時15分

この高さ、ねじれによってトップで作り上げた“タメ”をボールに伝えられるのは、左足首で体重をしっかりと受け止められているから。「これだけパワーを溜めているのに、全く左足首が崩れないのはすごいの一言。ダウンスイングから足の裏が一切めくれていません。だから力強い球が打てる」。もう一つ注目したいのは、フォロースルーがコンパクトであること。「右サイドを大きく使って打つ割には、左の腕をたたむのは早めです。これはゴルフのスイングは右サイドも左サイドも両方大きくするとバランスが崩れるからです。右サイドで最大のパワーを作って、左サイドで受ける。これが葭葉さんの飛ばしのテクニックです。非常にバランスがいいですね」。

穴井詩は和製ダスティン・ジョンソン!?フルスイングで真っすぐ飛ばす工夫

続く穴井は、年齢は他の二人よりも上(30歳)だが、持ち前のフルスイングを生かして18年もドライビングディスタンスで2位。辻村氏は「トップがとても深くて、上半身と下半身が逆に動く“割れ”もしっかりとあって、体が開くほどのフルスイング。そこに飛ばす要素があるわけですが、見て欲しいのはバランスを崩しても、ある程度真っすぐに飛ばせるフェースの向き」と話す。

「まず、グリップから特徴的です。左手を極端なくらいフックグリップに握って、クラブのフェースをシャット(開かない状態)に上げていきます。ダスティン・ジョンソンのような感じですね。同じく左手をフックグリップに握るイ・ミニョンさんは右手をスクエアに握りますが、穴井さんは右手もちょっとフック気味に握っています。だから、体が開くほど思い切り振ったってフェースが開かない。デビッド・デュバルがそうでしたが、フェースがずっとボールを向いた状態にある。だから、ミート率も上がるし、方向性も出てくる」。

インパクト時にもポイントが。「ジョンソンもそうですが、穴井さんもかなりのハンドファースト。インパクトで左肩、手元、ヘッドが一直線になります。インパクトよりも先にこの一直線ができてしまってはダメ。それは緩んでインパクトを迎えているということ。手首のリリースを我慢して我慢して、ボールに当たる瞬間でピタッと一直線に決まる。そして加速したまま大きなフォローに入る。ここでフェースが返ります。このインパクトのかたちとフェースの向きが、飛ばしに加え、方向性もある程度担保する工夫です」。

比嘉真美子はカウンターの動きで遠心力を生み

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