ALBA Net  ゴルフ
ALBA Net  ゴルフ
注目!
ツアー情報

国内女子ゴルフ JLPGAツアー

ライブフォトなど多彩なコンテンツを配信!

“振り切れない7割ショット”でも若手に負けない大山志保のスイング力【辻にぃスイング見聞】

“振り切れない7割ショット”でも若手に負けない大山志保のスイング力【辻にぃスイング見聞】

所属 ALBA Net編集部
標 英俊 / Hidetoshi Shimegi

配信日時:2018年12月27日 12時02分

大山志保、練習で培われたスイングバランスで好ショットを生み出す
大山志保、練習で培われたスイングバランスで好ショットを生み出す (撮影:上山敬太)
今季優勝した選手のスイングから強さの要因、そしてアマチュアが参考にすべき部分を探る“Playback LPGATour2018”。第11回は「ヨネックスレディス」で通算18勝目を挙げた大山志保。ケガからの復活優勝を果たした大山のスイングについて、上田桃子らを指導するプロコーチの辻村明志氏に聞いた。

練習の鬼・大山志保は“7割スイング”で好ショットを生む【連続写真】

2017年9月の「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」練習中に首を痛め、頚椎間板ヘルニアの診断を受けた大山。同大会からツアーを離れ、「トーナメント特別保障制度」適用の承認を受け、実戦復帰したのは、18年5月の「ほけんの窓口レディース」。そこから4試合目で見事復活優勝を果たしたが、大会期間中に“いまの限界で振っても(理想の)6〜7割くらい”と語っていたように、本来の力強いスイングはできない状態だった。

「もともと大山選手の特徴は振り切るスイング。フォロースルーからフィニッシュではシャフトが背中を叩き、クラブヘッドが顔の近くにビュンと迫ってくるくらい全力で振っていた。ケガの影響でツアーを離れる前、去年のほけんの窓口レディースでスイングを見た時に“いまが全盛期じゃないか?年齢関係なく伸びるんだな”と思い知らされました。ただ今シーズンはやはり6〜7割のスイングで戦っていた1年だと思います」

今季のスタッツを見ると、ドライビングディスタンスは234.98ヤード(46位)、フェアウェイキープ率は66.7051%(38位)で、ドライバーショットの総合力の指標であるトータルドライビングは27位。“全力スイング”ができないにもかかわらず、若い選手たちに負けないのは“練習の鬼”と評されるくらい振り込んできた蓄積があるからこその芸当だと辻村氏。

「振り切るのが信条でタイミングを合わせるスイングはしたことがないはず。ですがスイングをコンパクトにせざるを得なくなってもバランスの良さが好ショットを生んでくれています。体の中心軸で回る一軸回転運動が特徴ですが、アドレス時で地面と平行だった両肩、腰のラインが、切り返しからダウンスイング(ハーフウェイダウン)のポジションでもキープされていて、アドレスからフィニッシュまで中心軸がまったく傾かない。もともと回転スピードが速い選手ですが、軸ブレしないからこそ、スムーズにコマのように回転できる。同じように体の中心軸でくるりと回るタイプの選手でも、左肩が上がるのが早かったりするなど軸が崩れて、スランプになるパターンを見てきましたが、大山さんが培ってきたスイングバランスの良さはまさに練習は嘘をつかない、ということでしょう」

読まれています

JLPGAツアー 週間アクセスランキング

ランキングをもっと見る

大会情報

  1. 国内男子
    開催中
    2025年12月4日 12月7日
    ゴルフ日本シリーズJTカップ
  2. 米国男子
    速報中
    2025年12月4日 12月7日
    ヒーローワールドチャレンジ
  3. DPワールド
    速報中
  4. DPワールド
    速報中
    2025年12月4日 12月7日
    ネッドバンクゴルフチャレンジ
  5. アマチュア・その他
    開催前
    2025年12月4日 12月8日
    LPGA Qシリーズ(最終予選)
  6. アマチュア・その他
    開催中
    2025年12月2日 12月5日
    JLPGAファイナルQT

おすすめコンテンツ

関連サイト