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協会に選手が抱いた“不信感” 質問に対し「選手は笑顔を届ければいい」という回答も…

協会に選手が抱いた“不信感” 質問に対し「選手は笑顔を届ければいい」という回答も…

所属 ALBA Net編集部
間宮 輝憲 / Terunori Mamiya

配信日時:2018年12月20日 07時04分

さらに委員長として協会とやり取りしていた比嘉も、「質問書への回答も特になく、すっきりしないままツアーが終わった印象がある」と同様の意見。試合の増減は、選手の生活に直結する問題でもあるため、「少しでも納得いくような回答が欲しかった」という比嘉のもとに、メールで返ってきた答えのなかには、次のようなものもあったという。

『選手はいいプレーをして、みなさまに笑顔を届けること』

こうした“コミュニケーション不足 ” が、協会に対する選手達の不信感を増長させた。そして、選手サイドも状況をつかめないなか行われたのが18日の日程発表記者会見だった。さらに「しっかりとした対応をしてもらったとは思えない」(有村)という思いを募らす選手に対して、協会が事のてん末を伝えたのは、その会見後。これも、やはりメールのみでの対応だった。

前日の会見で小林浩美会長は、「今年3月の『ダイキンオーキッドレディス』の際に行われた選手ミーティングで、出席した選手に“どうしてこのようなことをするのか”ということは説明させてもらった。会員のみなさんには協会を見守ってもらえることができた」と説明。しかし比嘉は「私たちが属しているツアーの問題ですけど、その件(放映権問題)について質問した時は切り離される印象で、私自身は温度差を感じていました」と本音を吐露した。

「協会が選手のことを考えて行動してくれているというのはウソではないのは分かっている。協会とともに歩んでいきたい」と話した有村。それは隣にいた比嘉はもちろん、多くの選手の気持ちを代弁したものだろう。「ツアーをどうしていきたいのか、直接会長の意見をみんな聞きたい」と、今後直接の説明を求める意向も2人は示した。選手が協会に感じる溝を埋めるためにも、一刻も早いコミュニケーションの場が求められる。

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