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協会に選手が抱いた“不信感” 質問に対し「選手は笑顔を届ければいい」という回答も…

協会に選手が抱いた“不信感” 質問に対し「選手は笑顔を届ければいい」という回答も…

所属 ALBA Net編集部
間宮 輝憲 / Terunori Mamiya

配信日時:2018年12月20日 07時04分

協会に対する気持ちを語った有村智恵&比嘉真美子
協会に対する気持ちを語った有村智恵&比嘉真美子 (撮影:上山敬太)
19日(水)に行われた「LPGAアワード2018」閉幕後、放映権問題の影響で来季の国内女子ツアー3大会が中止になったことについて、選手が口を開いた。プレーヤーズ委員会の委員長を務める比嘉真美子と、中止になった熊本、仙台とゆかりの深い有村智恵がともに訴えたのは“コミュニケーション不足”から生じた不信感だった。

会見で放映権問題について語る小林浩美会長

3大会が中止になったことについて「率直に言うと残念で仕方がない」(比嘉)、「これだけ恵まれたツアーになったなかで、試合が無くなるのはすごく大きなこと」(有村)と失意の言葉を口にした2人。さらにそのうちの2大会が被災地の宮城県、熊本県での大会とあって、そのショックは大きい。有村は「今後も協会、主催者の方々に大会継続をしてもらえるような姿勢を見せていただきたい」と切に願った。

今回の一連の話で、選手が問題視したのが、“協会とコミュニケーションをとることができなかった”点。選手達ですら、協会が放映権取得を目指しているという話は、外部からの情報で知る以外方法がなかったという。不安を抱えたままのシーズンが過ぎても、一向に協会の考えが伝えられることはなかった。

問題が大きく報じられるようになるなか、現状に一石を投じるためプレーヤーズ委員会は、今年10月、11月の2度にわたり質問書を協会に提出。しかし、それに対する回答を選手達が得ることはなかった。

これについて有村は「守秘性が高いのは分かっていましたが、『ゴルフ界の発展をどう考えているか?』という質問すらも守秘性という言葉で一括され、答えてもらえなかった」と状況を説明。直接、理事の一人と面と向かって話した際には、『放映権取得する動きはない。報道は全部ウソ』という“回答”が出されたことも明らかにした。

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