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申ジエが思わず「これはできた!」 勝負師の嗅覚が生んだ魂のイーグル【最終戦出場者が選ぶ“今年の一打”】

申ジエが思わず「これはできた!」 勝負師の嗅覚が生んだ魂のイーグル【最終戦出場者が選ぶ“今年の一打”】

所属 ALBA Net編集部
間宮 輝憲 / Terunori Mamiya

配信日時:2018年11月20日 13時07分

自画自賛のショットでイーグルを奪った申ジエ
自画自賛のショットでイーグルを奪った申ジエ (撮影:米山聡明)
国内女子ツアーは、今週いよいよシーズン最終戦の「LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」を迎える。今シーズン優勝者、賞金ランク25位以上と精鋭のみが出場できる今大会。狭き門をくぐった選手たちに“今シーズン一番印象に残っている一打”を挙げてもらった。今回は、今季メジャー2勝を含む3勝を挙げた申ジエ(韓国)。

【写真】“ファイナルラウンドクイーン”が最高のスマイル

今季、ジエは5月の「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」で初優勝を挙げると、1勝を挟んで次の公式戦「日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯」では2位以下に9打差をつけてメジャー連勝。賞金女王には惜しくも届かなかったものの、大舞台で強さを見せた。

そんなジエがピックアップした “今年の1打”は、優勝した「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」の最終日、17番パー5の2打目。

ジエはこの時、首位に立つ日本の賞金女王・鈴木愛を1打差で追いかけ、韓国の女王イ・ジョンウン6も並んでいる状況。ここでティショットを残り244ヤードのフェアウェイに置くと、そこからスプーンを握って放った球は花道に着弾するとそのままカップへ一直線。カップの左を数センチすり抜けてアルバトロスこそ逃したが、楽々イーグル。鈴木を逆転してメジャータイトルをつかみ取った。この一打は今、振り返っても鳥肌が立ってくるという。

鈴木愛さんがティショットをラフに入れていたのを見て、このホールがチャンスと思っていました。この2打目は自分がイメージをして計算したとおりに打って、その通りの球がでました。インパクトの瞬間からはじいて飛んでいくまでに“これはできた!”と思えたショットでした」と自画自賛のこの1打。実は「ティショットもイメージ通りだった」とピンを狙える位置に置いたドライバーショットも見逃せない。

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