ルーキー達の登竜門もいよいよ最終日!ライブフォトで優勝決定までお届け
ゴルフ界で熊本県出身と聞けば、誰もが思い浮かべるのが不動裕理。かつては平瀬真由美、さらには古閑美保といった賞金女王を数多く育ててきた環境からまた1人、大器が羽ばたこうとしている。今年のプロテストに2回目の受験で合格した20歳の大里桃子だ。
熊本で桃子といえば、こちらも賞金女王まで上り詰めた上田桃子があまりにも有名だが、今季の上田は未勝利に終わってしまった。替わりに…というわけではないが、大里はこれまでの苦難を乗り越え、見事にチャンスをつかみ初優勝を手にした。8月の「CAT Ladies」でのできごとだ。
「自分でも驚きました。プロテスト合格、誕生日、軽井沢でホールインワン、そしてCATで優勝。ずっと『おめでとう』と言われ続けていた1カ月でしたね(笑)」と、激動の夏を振り返る。
小学校3年、8歳のときに父に連れられて練習場に行ったのがゴルフとの出会い。「看板に当たったらお菓子を買ってあげるよ」という父からの言葉。遊び半分から始まったゴルフは、いつしか少女の人生の中心となっていった。