安田祐香(滝川第二高3年)らと同じ高校3年生世代の上野は、現在日本アマチュアランクの9位につけるトップアマ。今年6月の「日本女子アマ」は、優勝した吉田優利(麗澤高3年)に及ばなかったものの、2位になるなど好成績を残している。すでに注目を集めている同級生達とともに切磋琢磨し、プロを目指す毎日だが、“ライバル心”のようなものはそこまでないという。それは「ゴルフは自分の成績が良ければ上にいけるスポーツ」という考えがあるから。自らのスコアを伸ばすことだけに集中し、ラウンドを続けている。
明日は、有村智恵、テレサ・ルー(台湾)とともに最終組でのスタート。「あまりプロの試合でも緊張はしないけど…最終組はギャラリーが多いので、明日になるまでは分からないです」とその時に味わうプレッシャーも未知数。ただ「ここまで来たら優勝を目指したいです」と、目指すのは頂点だ。女子ツアー史上7人目のアマチュア優勝者を目指し、残る2日間を戦う。(文・間宮輝憲)