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世界一のパットと抜け目のないコースマネジメント…ユ・ソヨンのワールドクラスの技術を徹底解剖【辻にぃ見聞】

世界一のパットと抜け目のないコースマネジメント…ユ・ソヨンのワールドクラスの技術を徹底解剖【辻にぃ見聞】

所属 ALBA Net編集部
間宮 輝憲 / Terunori Mamiya

配信日時:2018年10月2日 17時20分

「ゴルフスイングはトップポジションで8割決まると言われています。必要最小限のトップの深さが決まる練習器具を用いながら、朝から入念にトップをチェックしていましたね。みな試合前の朝には、あまり行わない練習ですが、トップポジションがピタリとハマっているかは、調子のバロメーターなのでしょう。ポイントを明確に、スイングを作っていました」

■的確なコースマネジメントで、中途半端な判断一切なし
パット技術、スイング調整力だけを見てもすごさは十分に理解できるが、加えて、ショットの縦の距離感を活かしたコースマネジメントは他と一線を画していた。最終日終盤。15番、そして最難関の16番ではきっちりとピン真横に運び、パー。17番は距離をぴったり合わせてバーディを奪った。18番もウェッジでピンハイに落とし、緊張感のある場面でも一切の狂いはみせなかった。

「ショットの上手さを語る上で“縦の距離感”は重要な要素。基本的にソヨンさんは、最もスイングをコントロールしやすい“7割程度の力”で振って、スピンや縦の距離感、リズムなどを合わせてプレーしていました。ただそれだけではなく、パー5で“2オンを狙う”と決めた時などは、100%で振り切り、飛距離も15ヤードほど伸ばしてる。勝負する・しないのメリハリは見事です」

最終日のドライバー使用はわずかに2度。これも的確なコースマネジメントから導き出されたものだ。

「次のプレーのために、最善な場所にティショットを置く判断です。日本では『飛ぶほど有利』という考え方も多いですが、『ベストポジションに置く』は本来取るべき戦略です。フェアウェイキープしつつ“勝負する”と決めたらギアを上げて飛距離を伸ばす。彼女に中途半端な判断は一切なかったです」

“勝負しない”場面で3番ウッドを握っても、日本選手のドライバーショットに見劣りすることはないのだから、対戦相手にとってこんなに怖いものはない。驚くべきは3番ウッドでのボール初速。最終ホールではソヨンのボール初速は「63」。ドライバーを握った菊地の「61」を上回り、畑岡の「64」とほぼ変わらない。

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