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「あんなに安定した選手は見たことがない」 3位終戦の菊地絵理香はユ・ソヨンのプレーに脱帽

「あんなに安定した選手は見たことがない」 3位終戦の菊地絵理香はユ・ソヨンのプレーに脱帽

所属 ALBA Net編集部
間宮 輝憲 / Terunori Mamiya

配信日時:2018年9月30日 17時12分

単独3位に終わった菊地絵理香 元世界1位のプレーに脱帽した
単独3位に終わった菊地絵理香 元世界1位のプレーに脱帽した (撮影:村上航)
<日本女子オープンゴルフ選手権 最終日◇30日◇千葉カントリークラブ野田コース(6,677ヤード・パー72)>

2013年、15年大会での2位など、これまであと一歩のところで日本一の座を逃してきた菊地絵理香。優勝したユ・ソヨン(韓国)と並ぶトータル10アンダーのトップからスタートした最終ラウンドは、2バーディ・2ボギーと伸ばせず3位でフィニッシュ。再び唇をかむ結果となった。

【写真】グリーン上で首をかしげる菊地絵理香

ナショナルオープンの最終日を最終組で迎えた菊地。ともにトップに並ぶソヨンとのラウンドに、「スコアを伸ばす」と強く心に誓った。しかし、その気持ちとは裏腹に、1番でバーディチャンスを逃すと、グリーン左端にピンが切られた2番パー3では「真ん中を狙ったけど、つかまりすぎた」とティショットが狂い左のラフへ。これを寄せきれずボギーを喫した。その後も短いパットを決めきれず。スタート時と同じトータル10アンダーのままのホールアウトとなった。

「ティショットが安定しなかった」など、自身のプレーには決して満足はしていない。だがそれ以上に優勝したソヨンの圧巻ともいえるプレーに感服。「あんなに安定したプレーをする選手をこれまでに見たことがありません。脱帽です」。ティショットは14ホール中12ホールでフェアウェイをキープ。パーオンには18ホール中15ホールで成功。止まるグリーンでも決してピンハイには打たず、着実に5つのバーディを奪った元世界ランク1位との実力差を痛感した。

プレーオフのすえチョン・インジ(韓国)に敗れ2位タイに終わった15年大会(片山津GC白山C)。菊地は、この年の予選ラウンドで、ソヨンと同組となり2日間プレーをともにした。「ショット力も上がっていたし、アイアンで打ったの音、スピンが入る打ち方、すべてのレベルが上がっていました」と、当時との差に驚かされた。そのプレーを目の当たりにし、「もっと差がついていてもおかしくなかったです」という本音も口からこぼれた。

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