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「機会があればまたやってみたい」!? PO敗戦後に車で泣いて気分一新の小祝さくらが首位発進

「機会があればまたやってみたい」!? PO敗戦後に車で泣いて気分一新の小祝さくらが首位発進

所属 ALBA Net編集部
間宮 輝憲 / Terunori Mamiya

配信日時:2018年9月6日 19時38分

悔しさ乗り越え首位タイ発進の小祝さくら
悔しさ乗り越え首位タイ発進の小祝さくら (撮影:米山聡明)
<日本女子プロゴルフ選手権コニカミノルタ杯 初日◇6日◇小杉カントリークラブ(6,605ヤード・パー72)>

先週の「ゴルフ5レディス」でプレーオフ(PO)のすえに、ツアー初優勝を逃した小祝さくらが、5バーディ・ノーボギーの「67」をマーク。5アンダーで、そのPOを争った申ジエ(韓国)、鬼頭桜濱田茉優と並び今季3度目の首位発進を決めた。

【写真】タケノコとキノコに挟まれた小祝さくら?

開幕前に「気持ちを切り替えられています」と話していた小祝が、その言葉通りのプレーで、この日もギャラリーを沸かせた。「ショットがブレなくてグリーンを外す気がしなかった」というラウンドは3番で5m、4番で2mを沈め序盤からの連続バーディで始まった。その後も7番、11番、17番とスコアを伸ばし、トップでホールアウトを迎えた。

先週の激戦を終えたときの心境について、「想像よりもショックが大きかった。でも、自分の下手くそな部分が出てしまったので練習しかないと思った」と話した小祝。試合終了直後にゴルフ5レディスが行われた岐阜から、富山へ車で移動したのだが、その車中でさらに悔しさがこみ上げてきたことも明かした。「車で色々な方からLINEをもらったときに、『あっけなく終わったな』と思って、泣きもしました」。だが午後5時から9時30分の4時間半の移動時間で悔しさと向き合い、「車から降りるときはスッキリしていました」と笑う姿は小祝らしい。

20歳という若さでこのメンタルを身に付けていることにも驚かされるが、「POの機会があればまたやってみたいです」とおっとりとした口調でいい放つ姿からは、“大物の予感”すら感じる。「そこ (PO) まで行けるか分からないですが、チャンスがあれば」とリベンジの舞台も大歓迎だ。できれば避けたいPOを「めっちゃ楽しかった」と無邪気に話すその姿を見れば、いつ優勝しても全く不思議ではなさそうだ。(文・間宮輝憲)

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