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PO敗退も「いいゲーム運びができた」4日間 石川遼は全米OPに気持ち切り替え“ぶらさずに”

国内男子ツアーのメジャー初戦は最終ラウンドが終了しプレーオフに突入。石川遼は岩田寛に屈した。

所属 ALBA Net編集部
高木 彩音 / Ayane Takagi

配信日時:2024年6月9日 18時22分

健闘をたたえ合う石川遼と岩田寛
健闘をたたえ合う石川遼と岩田寛 (撮影:鈴木祥)

<BMW日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ 最終日◇9日◇宍戸ヒルズカントリークラブ 西コース (茨城県)◇7430ヤード・パー71>

1イーグル・8バーディ・2ボギーの8アンダー「63」をマークした石川遼は、トータル13アンダーでホールアウト。そのとき、5組後ろで回る首位の岩田寛と2打差の2位タイだった。

遼がガッツポーズ!【写真】

岩田を待ちながら、石川は結果がまだ決まっていない状況という理由から子どもたちだけにサイン対応し、アプローチ練習をしながら待機した。そんななか、岩田が14番、17番でボギーを喫し、トータル13アンダーで並んだ。石川はその情報が入ると、ドライビングレンジ、パッティンググリーンで練習を始めた。そして岩田が18番をパーで終え、プレーオフに突入した。

プレーオフは石川のティショットから始まった。ドライバーを握ると、放ったボールは右のラフにつかまった。グリーン方向を見れば、正面に大きな木が邪魔をしていた。

約160ヤードの2打目はラフからのフライヤーを計算し「9番だと距離感を合わせるのが難しい」といつもなら9番アイアンを持つ距離だが、「フロントエッジにキャリーさせるという勝負の仕方しかない」と高さを出すためと手前から攻めるためにピッチングウェッジを持った。

すると、グリーン右手前のラフにボールが落ち、寄らず入らずの2パットボギー。2022年の「三井住友VISA太平洋マスターズ」以来のツアー19勝目とはならなかった。

プレーオフでは負けてしまったが、この4日間については納得の出来。「状態はよかった。いいゲーム運びができていた」と振り返る。“いいゲーム運び”ができた要因は「4日間ゲームプランを変えることなくできた」ことだった。結果に左右されて、その日その日でテーマを変えるのではなく、大会前に決めたプランを徹底することができた。ブレないゴルフが今回の結果につながった。

来週13日からは海外メジャー「全米オープン」が始まる。月曜日に渡米するが「(現地に)行ってコースチェックを早くしたいですし、このコースで何が必要なのかなということも知りたい」とハードスケジュールのなかだが、全米へ気持ちを切り替えていく。

全米の目標については「冷静に見て状況に対してベストを尽くしていく。自分の基準をしっかりぶらさずにやるということ」と話した。まずはしっかりコースの確認をし、プレースタイルのプランを決めることから始まる。今週のように4日間通してブレないゴルフを海外でも展開したい。(文・高木彩音)

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