予選会を勝ち抜き、国内のレギュラーツアー初出場となった比嘉一貴。昨年のQTで失格という苦汁をなめた若手のホープが、その後の海外転戦などでたくましくなった姿を披露した。
【写真】身長158センチの期待のホープ!松山英樹も認める比嘉一貴!
6バーディ・2ボギーの「68」。会心のゴルフを見せた比嘉が、首位と1打差の2位タイで初日を終えた。「今日はプロのデビュー戦。最初が肝心だと思って臨みました」と語ったが、ここにたどり着くまでは苦難の連続だった。
昨年11月に行われたサードQTの第2ラウンド。スコアの過小申告で失格となった。「応援してくれる人達に、いい報告ができなかったのが悔しかった」とそのときの心境を語る。
しかし、JGAのナショナルメンバーにも選ばれ、東北福祉大でも活躍した有望株は、タダでは転ばなかった。「ゴルフが仕事になるので、自分の試合の場を探して」と、海外に活路を求めた。日本よりもタフな海外の試合。慣れない環境でのプレーも、「やっていて楽しい」と前向きに考え、今年4月にはアジア下部ツアーで優勝も果たした。そして今大会も予選会を突破し、少し遅れての“国内デビュー”となった。