9年ぶりに本大会に出場した石川遼は、3バーディ・5ボギーの「74」で初日を終了。2オーバー・87位タイという結果について、先週から口にするドライバーの不調を原因に挙げ、「(改善まで)時間がかかると思う」と苦しげな表情を浮かべた。
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「ドライバー1本だけが悪い。他のクラブはスイングも悪くないのに、ドライバーになったときだけ…。何が起きているのか…、分からないです」
時折、上を向き、今の自分の状況について最適な表現を探しながら話す石川。その途切れ途切れの言葉からは、苦悩の重さが感じとれる。
象徴的だったのが後半の13番。「狙ったところよりも右に100ヤードずれた」というティショットは、右ラフはおろか、右の林も越え、隣接する15番へ。「ここまで右に行くのは、ありえない」と自分でも信じられないショットに、今の状態の悪さが表れる。その後のショットで何とかリカバーし、このホールはパーでしのいだものの、「ドライバーが全くダメになった」という後半だけで2つスコアを落とした。