＜カシオワールドオープンゴルフトーナメント　2日目＞◇28日◇Kochi黒潮カントリークラブ(7,300ヤード・パー72)

　高知県のKochi黒潮カントリークラブで開催されている、国内男子ツアー「カシオワールドオープンゴルフトーナメント」は2日目を終え、初日6アンダーで首位に立った小田孔明がこの日も5つスコアを伸ばしトータル11アンダーで首位を堅守。初日2位スタートの佐藤えいちもスコアを2つ伸ばし2位をキープ、6アンダー3位には久保谷健一がつけている。

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　今まで予選通過もないという相性の悪いトーナメント。特にスコアを崩すことが多い2日目が小田にとって鬼門となっていた。しかし、序盤の5番パー5で約97ヤードの第3打をバックスピンで放り込みイーグルを奪取。これで「勢いに乗ることが出来た」という小田は続く6番、7番を連続バーディとし独走態勢に。後半風に悩まされ連続ボギーを叩く場面もあったが、16番でのチップインバーディなどでリカバリー。この日のベストスコアで堂々の予選首位通過を果たした。

　「3日目、今日みたいにまわって貯金を作って逃げ切りたい」と初めてとなる今大会の決勝ラウンドに意気込みを語った小田。「優勝していないので、ここからはドキドキ」好調を維持するツアー屈指の飛ばし屋が、4打差の貯金を手に逃げ切りをはかる。

　一方、予選を終えて追い込まれたのが矢野東。逆転での賞金王奪取には優勝しかないが、この日1つスコアを落としトータル1アンダーの26位タイに後退。賞金ランキング首位の片山晋呉はトータル5アンダーの4位タイにつけており、差を詰めるどころか広げられそうな状況。崖っぷちまで追い込まれた矢野は決勝ラウンドで意地をみせることができるか注目だ。