＜三井住友VISA太平洋マスターズ　1日目＞◇13日◇太平洋クラブ　御殿場コース(7,246ヤード・パー72)

　静岡県にある太平洋クラブ御殿場コースで開幕した「三井住友VISA太平洋マスターズ」は、透き通るような空の中初日を迎え、1イーグル・6バーディ・2ボギーの“66”でまわった石川遼が6アンダーで単独首位とツアー3勝目に向け絶好のスタートを切った。現在賞金ランキング首位の片山晋呉、初日をノーボギーでまわった今野康晴が1打差の2位タイ、石川と同組でラウンドした今田竜二は前半出遅れたものの後半3連続バーディなどで巻き返し1アンダー26位タイで初日を終えた。

遼、富士のふもとで大爆発！6アンダー単独首位スタート！

　今田は初日を振り返って「ショットがあまり良くなくて、一時はどうなるかと思ったが、最後に盛り返せて明日につながるフィニッシュができた」とコメント。10月に開催された米国男子ツアー「ジャスティン・ティンバーレイク・シュライナーズ・ホスピタルズ for チルドレン・オープン 」以来約1か月のトーナメント出場で序盤は実戦感覚を取り戻すのに苦労した様子だったが、後半はさすがの安定感を見せつけた。明日以降さらなる上位進出が期待できそうだ。

　今田は同組でラウンドした石川遼について「昔のタイガー・ウッズと同じようなオーラがあった。世界に一番近い選手だと思う」と、首位スタートを切った17歳を絶賛。「僕としては、早めにいろんなところで経験をつんでもらいたい。日本でやるのもいいが、まずは言葉を覚えてほしい」と、石川よりも若い15歳で単身渡米した自身の経験を重ね合わせて、世界最高峰ツアーへの挑戦をすすめていた。

【1日目の順位】
1位：石川遼(-6)
2位T：片山晋呉(-5)
2位T：今野康晴(-5)
4位T：横田真一(-4)
4位T：小田孔明(-4)
4位T：星野英正(-4)
4位T：S・K・ホ(-4)
4位T：加瀬秀樹(-4)
4位T：松村道央(-4)
10位T：トレバー・イメルマン(-3)他6名
17位T：ブレンダン・ジョーンズ(-2)他8名
26位T：今田竜二(-1)他13名