＜キヤノンオープン　3日目＞◇11日◇戸塚カントリー倶楽部 西コース(7,167ヤード・パー72)

　神奈川県にある戸塚カントリー倶楽部で開催されている、国内男子ツアー「キヤノンオープン」の3日目。6アンダー、2位タイでスタートした藤田寛之が6バーディ・ノーボギーと完璧なラウンドでスコアを6つ伸ばし、トータル12アンダーで単独首位に浮上した。2打差の2位には7バーディ・ノーボギーとこちらも完璧なゴルフを展開した宮里優作。前日首位の桑原克典はスコアを1つ伸ばすが3位タイに後退。石川遼は前日の35位タイからスコアを4つ伸ばし16位タイに浮上した。

藤田寛之が2位タイ！「ビクビクしながらのラウンドです」　2日目結果
　
「久々に良かったですね。僕の場合いつも思うんですけど、ショットさえ良ければいいと思うんですよね。アプローチとパターはいいのでショットが課題です」とそれを証明するかのように今日の藤田はショットが冴えていた。1番のバーディを皮切りに4番で2メートル、7番で1メートル、9番でも1メートルとショットをピンに絡ませ前半で4つのバーディを奪う。後半も落ち着いたプレーで2つのバーディを奪い単独の首位でホールアウト。「今日はショットも良く充実したラウンドでした」と振り返った藤田。明日も突っ走る？の質問に「このまま最終ラウンドにいけば突っ走りそうですが、間があるからわかりませんね」とコメントし「このいい感じのフィーリングを今日も練習して、自分の中に覚えておきたいですね」と練習場で今日のラウンドの感触を確かめていた。

2打差の2位につけた宮里優作は「ティショットは曲げているけど、パッティングがうまく入ってくれたので助かりました」と7つのバーディを量産。「ここ戸塚は良いショットをした人が良いスコアになるセッティングですから今週は欲を出さずにやってます」と控えめなコメントだったが「最近は後輩の活躍が自分のモチベーションにつながっています。明日は優勝争いしたいです。そういう中でどうなるか楽しみです」と悲願の初優勝に向けて闘志を燃やしていた。