＜長嶋茂雄MEMORIALセガサミーチャリティープロアマ大会　最終日◇24日◇ザ・ノースカントリーゴルフクラブ（北海道）＞

セガサミーホールディングスが、7月23日から2日間、今年6月3日に肺炎のため89歳で逝去した“ミスタープロ野球”長嶋茂雄さんを追悼するチャリティープロアマ大会を開催した。ここに延べ240人が参加。男女プロゴルファー61人と、芸能界からもゴルフ好きのタレント30人も集まった。

同社は2005年から昨年まで国内男子ツアーの「長嶋茂雄INVITATIONALセガサミーカップ」を開催。今年は、その冠大会は無くなったが、ゴルフ界にも尽力した長嶋さんへの想いを込めた大会を行った。会場もセガサミーカップと同じ、ザ・ノースカントリーゴルフクラブが使用された。

この大会では、18ホールのうち上がり3ホールを『アトラクションホール』と設定するなど、イベント性も盛りだくさん。ゲストとプロたちが楽しめる工夫も施された。ホストプロの丸山茂樹は「すごく楽しかったですし、女子選手と回る機会はそう多くないので、貴重な時間でした」と、2日間を振り返る。

このコースで2勝している石川遼は、俳優の椎名桔平と同組でプレー。「テレビで見ている方。（これまでも）何度かご一緒したことがあるのですが、非常にお上手ですし、すごく楽しかったです」と充実した時間を過ごせたようだ。

クラブハウスには、石川が優勝したときに撮影された長嶋さんとのツーショット写真なども飾られていた。「自分がゴルフをやっていて、長嶋茂雄さんに会えるなんて想像もしていなかったですし、現役時代を知らない僕らでも残り続ける長嶋さんのブランドというかイメージはスポーツ界に何十年も受け継がれると思います。直接お会いして、握手したりというのは、本当に経験ができないこと」と思いを語った。

祖父が大のジャイアンツファンだという池田勇太は、「何度か食事にも行ったことがある」と、プロ野球界のスーパースターを偲んだ。「長嶋さんの訃報を受けてすごく残念だなと思いました。今回“メモリアル”という形で、長嶋さんを送るという意味でも、できたことはうれしかった。長嶋さんも喜んでいただいているんじゃないかな…」と、寂しそうな表情を浮かべながらも、今回の開催を喜んだ。

なおこの大会の様子は、8月16日（土）の午後4時からBS-TBS、HBC（北海道ローカル）で放送される。（文・高木彩音）