不調、途中棄権…シーズン序盤苦しんだ宮本勝昌が久々優勝争い

＜長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップゴルフトーナメント　3日目◇7日◇ザ・ノースカントリーゴルフクラブ(7,127ヤード・パー72)＞

　国内男子ツアー「長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップゴルフトーナメント」は3日目を終了。この日5バーディ・ノーボギーの好スコアで回りトータル11アンダーでホールアウトした宮本勝昌が、首位と1打差と久々に優勝争いに食い込んできた。

宮本勝昌の今季成績

　昨年の「ゴルフ日本シリーズJTカップ」への出場を逃し06年から続いていた連続出場記録が“151”で途切れた宮本。今シーズンは新たなスタートとなるはずだった。ところが、開幕戦「東建ホームメイトカップ」で予選落ちしてつまづくと、8試合で4度の予選落ち。さらに、「〜全英への道〜ミズノオープン」では、3週前から違和感を感じていたという腰痛が悪化し、プロ生活2度目の途中棄権。この時ばかりは昨年まで選手会長を務めた鉄人も「途中でやめたのは、本当に申し訳なかった。棄権するくらいなら出るなって感じですね」と表情を引き締めていた。

　それでも、休養中にトレーナーと理学療法士と共にリハビリに励み腰はほぼ完治。予選落ちが多かった分子供との時間も増え、精神的にもリフレッシュすることができた。予選落ちした土日は趣味の競馬中継や、バラエティ番組、ゴルフ中継を見て過ごしてきたが、それももう終わり。これから始まる巻き返しのシーズンへ向けて、北の大地で鉄人復活の狼煙をあげる。

【3日目の順位】
1位T：金亨成(キム・ヒョンソン)(-12)
1位T：イ・キョンフン(-12)
3位T：宮本勝昌(-11)
3位T：小田孔明(-11)
3位T：H・W・リュー(-11)
3位T：鈴木亨(-11)
3位T：リャン・ウェンチョン(-11)
8位T：手嶋多一(-10)
8位T：今野康晴(-10)
10位T：石川遼(-9)他3名