「はぁ〜あ」小田孔明、3位に浮上でため息のわけとは？

＜長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップゴルフトーナメント　3日目◇7日◇ザ・ノースカントリーゴルフクラブ(7,127ヤード・パー72)＞

　国内男子ツアー「長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップゴルフトーナメントの3日目。この日4つスコアを伸ばしトータル11アンダーに浮上した小田孔明だったが、会見場に入るなり「はぁ〜あ。ショック」とがっくり。原因は18番パー5だ。

小田孔明の今季成績

　ピンまで約250ヤードでフェアウェイの絶好の位置。「5番ウッドでフェードを打てばピッタリのイメージだったのに…」。放たれたボールはイメージと違う“逆球”でグリーン左手前で水しぶきを上げた。小田はこの日14番までに6つスコアを伸ばし一時は単独首位。「完璧だったんですけどね」と自画自賛のラウンドを続けてきたが、16番で3パットのボギーに続き、18番もボギーとし首位タイからも陥落する後味の悪いフィニッシュ。「はぁ〜」と終始ため息がもれた。

　首位で終えることに小田がこだわるのは訳がある。これまでの5度の優勝はすべて3日目までに首位に立っての逃げ切り優勝。それだけに、リーダーズボードの1番上に名前を載せてこの日を終えたかった。それでも、「逆転できなかったのは3打差、4打差スタートとかだから、1打差、2打差くらいは大丈夫。午前で追いついて、午後に突き放したい。そういうゴルフはできている」と最後は前向きにコメント。初の逆転優勝で、この日のため息を歓喜変えてみせる。

【3日目の順位】
1位T：金亨成(キム・ヒョンソン)(-12)
1位T：イ・キョンフン(-12)
3位T：宮本勝昌(-11)
3位T：小田孔明(-11)
3位T：H・W・リュー(-11)
3位T：鈴木亨(-11)
3位T：リャン・ウェンチョン(-11)
8位T：手嶋多一(-10)
8位T：今野康晴(-10)
10位T：石川遼(-9)他3名