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プロデビュー戦の中島啓太、1W多用も実らず54位で最終日へ 「素直に受け入れないといけない」

プロデビュー戦の中島啓太、1W多用も実らず54位で最終日へ 「素直に受け入れないといけない」

所属 ALBA Net編集部
小高 拓 / Hiromu Odaka

配信日時:2022年9月24日 17時00分

中島啓太は優勝争いから取り残されたが…
中島啓太は優勝争いから取り残されたが… (撮影:佐々木啓)
パナソニックオープン 3日目◇24日◇小野東洋ゴルフ倶楽部(兵庫県)◇7113ヤード・パー72>

扁桃炎から体重減量によりショットに不安を抱える中島啓太は、プロデビュー戦で思うようなプレーができていない。「第一の目標」であった予選通過は47位タイで決めたものの、ムービングデーのこの日も4バーディ・1ボギー・1ダブルボギーの「71」と伸ばしきれずに、トータル5アンダーで54位タイに後退した。

力強さと美しさが共存 中島啓太のドライバースイング【連続写真】

浮上のきっかけをドライバーに託したが好転せず。1番と10番をはじめ、前日までティショットでレイアップしたホールも「何かいいきっかけをつかめれば」とドライバーを握った。しかし、この日のフェアウェイキープ率は28.571%。「ティショットがひどくて、ラフからグリーンに乗っただけで2パットというシーンが多かった」と作戦はハマらなかった。

しかし、15番パー5では見せ場を作った。1打目を314ヤード飛ばしてフェアウェイをとらえると、ピンまで残り258ヤード。ただグリーン方向に真っすぐ打とうとすると、大きな木がそびえ立つ。5番ウッドを握り、目の前の木を避けて大きく右に打ち出すと30ヤードほど左に曲げて2オンに成功。バーディを奪った。

ショットが思うように打てない3日間。「こういう3日間の自分のゴルフは素直に受け入れないといけない。課題を見つけて、調整して克服し、試合を戦っての繰り返しだと思います。受け入れながらもっとチャレンジしていけたらいいと思います」と肩を落とした。首位との差は11打差と大会連覇は絶望的だが、先を見据えて最終日も戦う。(文・小高拓)

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