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吉村金八JPGA新会長に直撃インタビュー「協会を正常な状態に戻すことが最優先」

吉村金八JPGA新会長に直撃インタビュー「協会を正常な状態に戻すことが最優先」

配信日時:2022年3月15日 08時15分

そうした期待に応える行動は、就任と同時に起こされた。倉本政権時代に4人いた副会長を2人削減。新副会長は芹澤信雄(62)氏と明神正嗣(62)氏に決まった。

その理由を、吉村会長はこう明かした。「副会長を2人にして一見減ったように見えますが、実際に(関わる人)は増えます。各委員会を1人ずつの委員長が見るようにして、会長、副会長を加えた7〜8人程度に増やすためです。やはり少人数でやるのはよくない。意見も4人とか5人とかでは出ないんですよ」。

1期2年という短期決戦でどこまで協会を立て直せるのか。この課題に関しても、吉村会長は開かれた協会上層部を目指し、合議制で物事を決めていく方針を明かした。

「僕は調整型の人間。IT業者の選定に関しても、外部理事にも精通した方がおられるので、いろいろ調査したうえで、もんでもんでやった方がいい。代議員の方にもお手伝いいただくことをすでにお願いしています」。

老朽化したHPの再構築も急務だが、ほかにも問題は山積みだ。吉村氏が当選した裏には、倉本体制が推進した「プロテストの一本化」に対する反発もあった。

元々トーナメントプレーヤーの組織として発足したJPGAだが、1985年に「インストラクター資格認定制度」を導入後、はティーチングプロ(TCP)が増えた。1999年にツアー部門が独立し、JGTOに移ったこともあり、その数は逆転。現在は5781人の会員のうち3250人がTCP資格のみを保持している会員だ。
 
そうした流れの中でプロテストの入り口をティーチングプロB級受験ひとつに絞り、その中から実技の優秀なものがトーナメントレーヤー(TP)へと進むシステムへと移行しようとしていた。しかし、吉村新会長はこの制度変更にも異を唱える。

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