手術を受けた左手親指に負担がかからないよう、時松隆光のようにベースボールグリップに変えてツアーに出場していたが、再びケガに悩まされたのは19年11月だった。プライベートでのラウンドの際、左肩に痛みを感じたという。
「最初はゴルフをしていたら突然“バチン”って音がして、ヤバイかなって思ったんだ。そのときは幹細胞治療などで痛みがなくなってきたので、そのままにしておいた。でも、またゴルフをしていて2回目の“バチン”って音がして、こりゃマジでヤバイってことになって」
左肩の上下にある筋肉、棘上筋と棘下筋が断裂していたのだ。袖に腕を通すのも大変なレベルで、ゴルフのスイングどころではなかった。
「昨年の6月に手術しました。切れた筋をつないで2本のボルトで止めるんだけど、時間経過とともに、骨と同化するボルトだと聞いて、ちょっとビックリしました」。最新の術式に驚きを見せたが、術後は良好だという。