ALBA Net  ゴルフ
ALBA Net  ゴルフ
注目!
ツアー情報

国内男子ゴルフ JGTOツアー

日本ゴルフツアー機構(Japan Golf Tour Organization)主催ツアー

ジャンボ尾崎が「あの試合数じゃ…」と嘆く国内男子の試合数 女子とどれくらい違う?

ジャンボ尾崎が「あの試合数じゃ…」と嘆く国内男子の試合数 女子とどれくらい違う?

配信日時:2022年2月15日 08時00分

男子ツアーはアジアンツアーとの共同主管となる「SMBCシンガポールオープン」がすでに1月に開催されたものの、国内での初戦は女子から4週遅れた3月31日に三重県で行われる「東建ホームメイトカップ」まで待たないといけない。オフウィークも多く挟み、1年間で予定されている試合数は「25」。欧州ツアーとの共催となる「ISPS HANDA 欧州・日本どっちが勝つかトーナメント!」や、選手会との共同開催の「For The Players By The Players」と「ASO飯塚チャレンジドゴルフトーナメント」の新規大会が開催されるなど、21年よりトータル1試合増えているが、いまだに女子ツアーに大きく離されたままだ。

男子ツアー優勢が続く海外と比べても、考えられない状況になっている。1970、80、90年代のゴルフ界は青木功、尾崎、中嶋常幸の「AON」と呼ばれる3人が席巻し、一時代を築いた。また米ツアーや欧州ツアーを上回る世界一の賞金総額を誇り、多くの外国人選手が来日し、参戦することも大きな話題となっていた。しかし90年に44試合が行われて以降その試合数は減り、02年には初めて30試合を下回る29試合の開催。その後も増えることはなく、新型コロナ感染症の影響もあり低空飛行を続けている。

現在の日本ツアーの賞金総額の規模は、米ツアーの1/10にも及ばない状況。日本ツアーは米ツアー、欧州ツアーに続く3番手に位置すると言われているが、サウジアラビアなどアジアの台頭により、その称号さえも危うくなってきている。

日本ゴルフツアー機構(JGTO)の前副会長である石川遼は、18年に就任した際、「今後、試合数が増えることがベストだけど、なぜ減ってしまったのかを選手自身が知ることが大切。僕としては、試合をやってくださいと営業をするのではなく、試合をやりたいといっていただけるようなゴルフ界にしたい」と話していたが、残念ながらいまだに実現には至っていない。

今季から副会長に就任した中西直人も、「昔(1980〜90年代)は賞金もすごかったし、PGAツアーより日本のほうが稼げた時代。それを見てプロに憧れた選手も多かった。今はゴルフで稼げるプロはほとんどいないし、プロゴルファーよりYouTuberになりたい子が多い。ひとつの選択肢にプロゴルファーになりたいな、と思えるような環境を作りたい」と危機感を募らせている。

同じく尾崎も「なんとかしたいという気持ちもないことはないけど、なかなかうまくいかない」とその改革に頭を悩ませる。それでもセレクションでチェックしたジュニアのなかに、「男子でも有望的な選手がいた」とうれしそうに振り返ったのは光明か。松山英樹がマスターズを制し、笹生優花が全米女子オープンで勝利を挙げ、稲見萌寧が東京五輪で銀メダルを取った21年。22年こそ“国内男子選手”の活躍が待たれる。

関連記事

読まれています

JGTOツアー 週間アクセスランキング

ランキングをもっと見る

大会情報

  1. 国内男子
    開催中
    2025年12月4日 12月7日
    ゴルフ日本シリーズJTカップ
  2. 米国男子
    速報中
    2025年12月4日 12月7日
    ヒーローワールドチャレンジ
  3. DPワールド
    速報中
  4. DPワールド
    速報中
    2025年12月4日 12月7日
    ネッドバンクゴルフチャレンジ
  5. アマチュア・その他
    開催前
    2025年12月4日 12月8日
    LPGA Qシリーズ(最終予選)
  6. アマチュア・その他
    開催中
    2025年12月2日 12月5日
    JLPGAファイナルQT

おすすめコンテンツ

関連サイト