石川遼が謝罪会見、言葉詰まらせ涙ぐむ場面も　他者との接触は「甘い判断」 飲酒は「3人で2回」【一問一答】

―勘違いをしていた？
大変恥ずかしい話になりますが、このコロナ禍で2年間海外と日本のツアーが何度もあって、そのなか自宅で隔離のほか、五輪関係の特別措置が今年1月にありました。それを受けて、条件を満たせば練習を行えるということで、その措置で練習をしていました。

五輪が終わり、強化指定選手でなくなるわけですが、自分のいいように思い込んでしまっていた。しっかりと確認して、明確にルール違反していると理解していれば、自主隔離中になるべくほかの方と接触しないルートで練習場に行けました。（実際は）ほかのお客さんもいましたし、僕に気づく方もいました。その中で自分はルール内で練習をしていると思い込んでいたことは、恥ずかしいことです。

―待機場所は申請していた
思い込みでルール内だと思って行動しているのですが、（日本に）着いた日から練習を続けて、2日間ラウンドをしました。最初回った11月の頭くらいに、ゴルフ場の方が1名同伴して回りました。これに関しては自分ではよくないことだと認識はありました。コーチと2人で行動していることもいけないことで、食事の際もその方が入室されたときも、ずっと日本に居た方とはルール違反ですが、会話の接触がありました。甘い判断でした。

―それ自体は悪いことではないが、飲酒は？
基本的には僕とコーチは2人で夕食をとっていて、午後6時から7時ごろまでお酒を2、3杯毎日飲んでいました。ゴルフ場の方が、2日ほど自分たちと接触した際にその方も飲みました。人数としては3人で2回。場所はクラブハウスです。

―理事、副会長の辞任や、ほかの選手に対して
世界中を飛び回っている選手も、しっかりとルールを守って自主隔離する中で、自分の行動はほかの選手に対しても申し訳ないという気持ち。自分がズルをしたような結果になっていますので、それを受け止め、1カ月間の出場停止で反省して、頑張れる機会をいただけたらと思います。

―ツアーメンバーに話は？
直接は誰にもお会いしていません。この会見を行うことも伝えていません。あすから大会が始まるなか、迷惑がかからないよう願っていますが、ゴルフ界に対して、男子ゴルフのイメージにつなげて考えられるキッカケを作り出していたら、責任は重い。時松（隆光）会長に、大変な思いをさせてしまって、一番迷惑をかけたと思っています。