ALBA Net  ゴルフ
ALBA Net  ゴルフ
注目!
ツアー情報

「日本だからかな」5年ぶり優勝の谷原秀人が行ったスイングとパターの“模様替え”

「日本だからかな」5年ぶり優勝の谷原秀人が行ったスイングとパターの“模様替え”

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2021年11月14日 17時55分

三井住友VISA太平洋マスターズ 最終日◇14日◇太平洋クラブ御殿場コース(静岡県)◇7262ヤード・パー70>

大学と同郷・広島の後輩、金谷拓実の壁となった谷原秀人。5年ぶりの優勝は“日本仕様”のスタイルで手にした。2017年からの3年間は欧州ツアーを主戦場としてきた。「もっとゴルフがうまくなりたい」。レベルの高い舞台に身を置き揉まれることで、自身のレベルも上がると積極的に海を渡った。40歳を過ぎてからもどん欲に飛距離アップを求め、誰が見ても分かるほどスイングを大幅に変えるなど、向上心はやまなかった。

イ・ボミ、今年最後のスマイル【写真】

欧州ツアーのシード権を喪失して、20年から国内ツアーに復帰。同年は「日本オープン」や「ゴルフ日本シリーズJTカップ」で1打およばず惜敗することがあった。21年に入ると10月の「日本オープン」までは14試合に出場してトップ20入りはゼロ。「もう勝てないのかなとか、つらい日々でした」。不振が続き悩むときもあったが、2つのことを見直して結果が一変。「ISPS HANDA ガツーンと飛ばせ ツアートーナメント」で5位タイ、「マイナビABCチャンピオンシップ」で7位タイ、そして今週は通算15勝目を手にした。

「やっとショットとパターの感覚が合ってきた」。見直した1つはスイング。「スライスを打っていた20代の頃のように振ることで、気持ちよく振れる。そうすると今は真っすぐ飛ぶんです」。飛距離よりも気持ちよく振る道を選んだことで、方向性が安定した。今大会の4日間のフェアウェイキープ率は1位(78.57%)、パーオン率は2位タイ(75%)と、上位争いが必然の数字となった。方向性を重視したのは「日本で戦っているからですかね。飛距離と方向性の両立は難しいんです」。スイングだけでなく、過去には長尺のドライバーをテストしたり、ハードなトレーニングを取り入れたが「20ヤードとかそんなに伸びない」と、結果につながる飛距離アップは難しいと実感。日本で戦いやすいスイングで結果につなげた。

2つ目はパター。12年から3シーズン連続で平均パット数1位という名手。ある日のプライベートラウンドで11個のバーディを奪い「やっぱりこれかな」と、当時使っていたエースのマレットを引っ張りだした。「日本はグリーンがきれいなので、狙ったところに打ち出しやすいのがいい」。欧州はグリーンの芝質の違いもあり、狙ったところに打っても入らないことが多く、「イップスになりそうだった」と名手がグリーン上で悩み、マレット型を手放して感性で打てるブレード型を使用していた。

関連記事

【この大会のニュース】

読まれています

JGTOツアー 週間アクセスランキング

ランキングをもっと見る

大会情報

  1. 国内男子
    開催中
    2025年12月4日 12月7日
    ゴルフ日本シリーズJTカップ
  2. 米国男子
    速報中
    2025年12月4日 12月7日
    ヒーローワールドチャレンジ
  3. DPワールド
    速報中
  4. DPワールド
    速報中
    2025年12月4日 12月7日
    ネッドバンクゴルフチャレンジ
  5. アマチュア・その他
    開催前
    2025年12月4日 12月8日
    LPGA Qシリーズ(最終予選)
  6. アマチュア・その他
    終了
    2025年12月2日 12月5日
    JLPGAファイナルQT

おすすめコンテンツ

関連サイト