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『60』で10アンダーの大槻智春 「入らなくても自分のせいじゃない」作戦が成功

『60』で10アンダーの大槻智春 「入らなくても自分のせいじゃない」作戦が成功

所属 ALBA Net
下村 耕平 / Kohei Shimomura

配信日時:2021年5月20日 19時01分

「俺のせいじゃない!」 “60”を生んだ大槻智春の思考法
「俺のせいじゃない!」 “60”を生んだ大槻智春の思考法 (撮影:福田文平)
ゴルフパートナー PRO-AM トーナメント 初日◇20日◇取手国際ゴルフ倶楽部(茨城県)◇東コース(6804ヤード・パー70)、西コース(6531ヤード・パー70)>

“日本初”となるプロアマ形式のトーナメント初日がすごいことになっている。大槻智春とショーン・ノリス(南アフリカ)の2人が驚異の「60」をマークして首位発進。しかもどちらもボギーなし。一日で10個伸ばすロケットスタートを決めた。

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2人はともにコーライグリーンで距離の短い西コースをラウンド。大槻が「すごくショットが良くて、西コースはグリーンが小さいので、乗せてしまえばバーディチャンスにつくホールが多い。2、3メートルのバーディパットがほとんどでした」というと、ノリスは「8バーディ・1イーグル。きょうはすべてが良かった。よく当たってくれた」と振り返る。

ビッグスコアの背景にはコーライグリーンがある。トーナメントではほとんどベントグリーンで、暑さに強く芝目の強いコーライグリーンは、8月の「Sansan KBCオーガスタ」が行われる福岡県の芥屋ゴルフ倶楽部くらいしかない。傾斜だけでなく、芝目にスピードと曲がり幅が左右されるコーライグリーンを苦手にしているプロも多い。

ノリスは、「(故郷の)南アフリカのゴルフ場では良く似ているグリーンがあるので、それは気にならなかった」と語る。一方、大槻の考え方が面白い。「コーライは嫌いではない」と前置きしつつ、「この言い方が合っているのかわからないですけど、入らなくても『自分のせいではない、アンラッキーだった』と考えられる」と話している。

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