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「アームロックは今や“うまい人”が使うもの」 マスターズ発信で日本男子にも増殖中【ツアー担当に聞く】

「アームロックは今や“うまい人”が使うもの」 マスターズ発信で日本男子にも増殖中【ツアー担当に聞く】

配信日時:2021年5月12日 11時20分

そのテーラーメイドのアームロック式を昨年12月から使う、池村寛世はこう語っている。

「上から構えられて、つかまえられる感覚がある。スライスラインもつかまえられて良い。当分これでよさそうだなって感覚がある。重量を変えてみて、速い、遅いグリーン用に2、3本あってもいいかなと考えながら回っていました」

また、オデッセイの中島申隆氏に話を聞いても同じように増殖傾向にあるという。「合う選手は合いますし、合わない選手はハッキリしていますね」と前置きしたうえで、「傾向的には手を使い過ぎてしまう選手がそれを抑えてインパクトを安定させる、という傾向があります。比嘉選手も悩んでいるわけではなくて、よりショートパットが入るものを探していてマッチしたという感じですね」と話す。

オデッセイのアームロック式パターは10本以上の作成依頼があったという。その中には賞金王・今平周吾の名前もある。

「今平選手の場合は“テストしたいんです”ということが多い。エースパターがあってその信頼は高いのでスイッチする感じではないですが、ストロークが悪いときに使う事があるかもしれません。いずれ出てくるのではないでしょうか」

アームロック式の流行りは2年前から兆候があったというが、ブレードタイプのアームロックの流行はここ最近だという。「PGAの選手が使って入ってきて、さらに比嘉選手が使って結果が出たことでザワついている感じがありますね。そこから上井邦裕選手だったり、貞方章男選手だったり、塚田陽亮選手だったり。けっこうな数を作りました」とトレンドの流れができているという。「みんなすぐ使うというよりは、新しい形でちょっと違うことを取り入れたいタイミングなのかなという気はします」。

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