それを解消するために、前日は日が暮れるまで練習場でボールを打ち続けたものの、今一つ解決策を見出せなかったが、今朝の練習場でようやくうまく打てるようになってきた。
「練習場ではあえてボールを少し芝に沈めて打つようにしました。その際、ダウンブロー気味にヘッドを下ろすことを意識したら、少しずつうまく打てるようになってきた感じです」
結果、初日のパーオン率は72・22パーセント(6位タイ)とまずまずの成果を見せた。それでも、ドライバーショットの方向性にはまだ不安が残るため、明日以降もあえて無理をせず、安全に攻めるつもりだ。
昨年味わった悔しさは優勝でしか晴らせないが、今年の日本ゴルフツアー選手権でツアー初優勝を飾っているだけに、昨年ほどのプレッシャーは感じない。最終日の最終ホールをいい位置で迎えるためにも、残る3日間、目の前の1打に集中していく。(文・山西英希)
