18Hでパーが4つ？宮本、出入りの激し過ぎるゴルフながら首位タイ

＜三井住友VISA太平洋マスターズ　2日目＞◇12日◇太平洋クラブ 御殿場コース(7,246ヤード・パー72)

　国内男子ツアー「三井住友VISA太平洋マスターズ」の2日目は強い風の吹く難コンディションで各選手スコアを作るのが難しい状況だった。そんな中首位タイに立った宮本勝昌のプレーはアマチュアのコンペで言えば大波賞。通常会見に呼ばれた選手は報道陣へスコアの動いたホールの詳細な内容を説明してくれるのだが、この日の宮本は「今日はホールバイホールの説明は無理ですよ(笑)」と放棄するほどの大暴れの1日だった。

遼、スイング改造に強風が追い討ちかけスコア伸びず

　OUTからスタートすると2番でボギー、3番バーディ、4番ダボの後はボギーとバーディが1つずつ。2つスコアを落として前半を終える。ところが後半は10番、11番と連続バーディ、さらに13番、15番とバーディを積み重ねみるみる内にカムバック。16番、17番と連続ボギーでまた落ちたかと思えば、最終18番は圧巻のイーグル。終わってみれば2つスコアを伸ばし今田竜二と並んで首位タイだ。

　18ホール中パーは4つだけ。文字にすれば1イーグル・7バーディ・5ボギー・1ダブルボギーで実に14ホールでスコアが動いたことになる。これには宮本も「スコアカード見てびっくりですよ。そこまで大暴れになってる感じなかったけど7つも落としてるんですねぇ。パーが4つも初めてかもしれないです(笑)」と笑い飛ばすしかなかった。しかし、どんな内容であろうとゴルフは“上がってなんぼ”。首位タイと最高の位置で決勝ラウンドを迎えることが出来た。ここ御殿場に居を構えていることもあり、毎日応援に駆けつけてくれている家族の前で今季2勝目を狙う。


【2日目の順位】
1位：宮本勝昌(-6)
1位：今田竜二(-6)
3位：谷口拓也(-5)
4位T：白佳和(-4)
4位T：手嶋多一(-4)
6位T：井上信(-3)
6位T：上井邦浩(-3)
8位T：ハン・リー(-2)
8位T：甲斐慎太郎(-2)
8位T：室田淳(-2)
8位T：丸山大輔(-2)
8位T：石川遼(-2)