2カ月ノーゴルフから優勝争い　B・ケネディが地元Vに向けて好調

＜ISPS HANDA ヴィック・オープン 3日目◇9日◇13thビーチゴルフリンクス　ビーチコース、オーストラリア（6796ヤード・パー72）＞

「2カ月まったくゴルフをしてなかったから、試合に入るのはちょっと大変だったよ」。初日のラウンド後、そう言って肩をすくめたブラッド・ケネディ（オーストラリア）だったが、さすがは地元勢という活躍を続けている。

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2日目に「65」をマークしてトップタイに躍り出ると、3日目は風が強まった午後組のスタートにも関わらず、3バーディ・3ボギーの「72」とスコアを落とすことなくラウンドを終えた。首位から後退はしたものの、2打差のトータル12アンダー・4位タイと地元優勝を視界に捉えて最終日を迎える。

昨年の「長嶋茂雄 INVITATIONALセガサミーカップ」を制するなど、日本ツアーでも3勝をあげている馴染みの深い44歳は、2019年初戦から好調さをアピールしている。さらに4月には、もうひとつの“仕事”も前進する予定だ。それが練習器具の販売。

「“プロジェクト・ワンパット”という、パターの練習器具を発売するんだ。グリーンの読み方を訓練するもので、2年くらい前から考えていた」。これは様々な形のカバーでカップを覆って狙いを狭め、傾斜やラインの読みを訓練するための練習器具ということだが、「パターはテクニックよりグリーンの読みが重要なんだ。スコアメイクの40％はパット。とくにジュニアのためになればと思って、2年くらい前から考えていた。ようやく製造段階にたどり着いたよ」と思いが形になった一品だ。