＜全米オープン　事前情報＞◇11日◇トーリーパインズゴルフクラブ(7,541ヤード・パー71)

明日から開幕する男子メジャーの第2戦目「全米オープン」は、カリフォルニア州のサンディエゴにあるトーリーパインズゴルフクラブで行われる。このコースは、1月の「ビュイックインビテーショナル」と同じコースで、この時はタイガー・ウッズ(米国)が優勝している。だが、メジャーの舞台として生まれ変わったトーリーパインズゴルフクラブは、さらにむずかしくなっているだろう。ケガのリハビリを終え、復帰第1戦目となるタイガーがどこまで伸ばしてくるかが見ものだ。

日本人の出場選手は、07年賞金王の谷口徹、07年賞金ランク2位の片山晋呉、今季の米国男子ツアーで見事初優勝を飾った今田竜二の3人がエントリーしている。

メジャーに向けて、調子が上向いているという片山晋呉は「去年もあんなに難しかったのに予選通過した。あの時より上手くなっているんだから、必ず予選は通りたい、そういう気持ちでやるだけ」と、むずかしいコースセッティングの攻略に前向きである。1日に2オーバー、4日間でトータル8オーバーのペース行ければ良いと考える片山は「ラッキーでピンにくっついたら、３つにひとつくらい入ってくれたらいいな」と、持ち前の明るさで、この難コースに挑むようだ。しかし、距離の長さはさすがにきびしいようで「(2打目で)フェアウェイウッドは何回使うんでしょうね。わからないくらいたくさんつかう。でも、僕らは距離のハンディは仕方ない」と語り、今日の練習ラウンドでは直接グリーンに乗せず、アプローチで攻められるホールを確認していたようだ。時差ボケは心配ないという片山、日本男子ツアーの実力を世界に示してもらいたい。