岐阜県の富士カントリー可児C可児ゴルフ場志野Cで開幕した、チャレンジトーナメント「富士カントリー可児クラブチャレンジカップ」の初日。主催者推薦を受けて今大会で初のプロトーナメントに挑む元プロ野球選手の桑田真澄氏は“93”の大叩きで21オーバー最下位スタートとなった。
JGTOチャレンジトーナメントとは?
ホールアウト後のインタビューで開口一番「久しぶりによく叩きましたね」と苦笑いを浮かべた桑田氏。それでも、1番ではいきなり3メートルのバーディチャンスにつけるなど、「緊張した」というコメントとは裏腹に堂々のプレーでスタートを切ってみせる。
しかし、その後はティショットの制球が定まらず苦しいゴルフ。前半を7オーバーで終えると、9オーバーで迎えた14番ではティショットがOBとなり8打の大叩き。「あそこから崩れてしまった」と続く15番でボギー、さらに16番ではここもティショットがウォーターハザードにつかまり打者一巡の9打を叩くなど、終盤にスコアを大きく崩してしまった。21オーバーの大炎上に「野球で言えば後がないのに、ボール、ボール。やっと打ち取ったと思ったらエラー、ポテンヒット。最後にガツンとホームランくらった感じ」と自嘲気味に笑うしかなかった。
ベストスコアは“70”とトップアマクラスの腕前を持つ桑田氏だが、「やはり技術力がないですよね。わかっていたんですが、プロと僕みたいな素人では技術が違うと実感しました」とこの日はプロとの差を改めて感じた様子。それでも、「プロの試合っていうのはこういうものだと体験できただけでありがたい。まぁ上出来じゃないですか」叩くことは想定内、プロのスイング、弾道、トーナメントの雰囲気。この1日で得るものは大きかった。