<ニュージーランドオープン 3日目◇28日◇ミルブルック・ゴルフリゾート(ニュージーランド)◇6961ヤード・パー71>
国内ツアー通算2勝の米澤蓮が3日間60台を並べて、トータル11アンダー・13位タイで最終日を迎える。
初日から「68」「67」「67」と“高値安定”の好スコアを並べている。「正直、ショットの感触は良くないです。なんとかショートゲームでまとめられているし、マネジメントもしっかりできている」。ショートゲームでショットのミスをカバーし、ボギーの数は1日1個ずつに抑えている。
「パットの感触はいいです。惜しいパットもありますが、チャンスを待ちながら毎日やっています。そのなかではまあまあいい方じゃないかな」と自らに及第点を与える。
そんな米澤のプレーを見ていて、気になったことがある。それが、一度構えてから背骨が地面と垂直になるほど上体を起こして、再びアドレスに入るルーティンだ。
「もともと悪い癖が出ないようにショットもパットもやっていたのですが、パッティングは今週特に意識して良くなりました。クラブを上に上げた時、ヘッドの向きも確認しています」
その“悪い癖”とは、ワキ空いて左肩がかぶった構えになること。構えてから腕とクラブの関係を変えずに上体を起こすことで、「自然と両ワキが締まる」のだという。ワキが締まれば腕と体の一体感を出しやすくなり、ショットもパットも手先ではなく体を使って打てるというもの。
さらにこう続ける。「上体を起こしたときに肩甲骨を寄せるイメージを持つと、胸がピンと張って両ワキの締まりが強く感じられます。アマチュアの方もそうだと思いますが、疲れてくるとだんだん猫背になってくるので、それの予防でもあります」。安定感のある米澤のゴルフは、こうしたルーティンからも作られているようだ。
最終日は7打差で首位を追いかける展開になる。「チャンスホールも多いですし、まずはティショットをフェアウェイに置くこと。そうすれば比較的短い番手で打てるので、バーディやイーグルも狙っていけます。まだまだ届くと思うので、あすもプラン通りにやりたい」。60台前半のスコアを目指して、あしたも上体を起こしてから打ち続ける。(文・小高拓)
